ミニ・スパイラルソックスの作り方
ミニ・スパイラルソックスのらせん状につながる模様は、表目2目、裏目2目の2目ゴム編みを、4段ごとに1目ずつずらして編んでいくことででき上がります。
【材料】糸:
中細タイプの毛糸(写真はパピーニュー4PLY〈40グラム・150メートル〉)
a:白(402)、赤(473)、緑(474)各少々、合わせて約5グラム
b:白(402)、赤(473)各少々、合わせて約5グラム
c:白(402)、緑(474)各少々、合わせて約5グラム
中細タイプのソックヤーン
d:黄緑と赤のミックスカラー「Christmas Tree」少々、約5グラム(大人用のスパイラルソックスを編んだ後の毛糸の残りで編める)
ドイツ製の毛糸、Garnmanufakturの「Christmas Tree」〈100グラム・420メートル〉 https://kestler.stores.jp/にて購入可。
針:2号5本棒針
道具:目数リング、段数リング、とじ針
ゲージ:ミニ・スパイラルソックスの模様 34目、42段が10センチ角
でき上がり寸法:周囲約7センチ、長さ約15センチ
【編み方】糸は1本どりで、記号図のように、はき口からつま先に向かって輪に編みます。24目作り目をして輪にします。編み始めの位置がわかるように、目数リングを入れておきましょう。はき口部分は、2目ゴム編みで10段編みます。
続けて、スパイラル模様(4目、16段が1模様)で44段編みます。45段、47段、49段で記号図のようにつま先の減らし目をし、50段まで編みます。残った6目に糸を通して絞り穴をとじます。裏側で糸始末をします。
a、b、cは白の糸で作り目をし、続けて、はき口部分の2目ゴム編みを10段、輪に編みます。aは8段ごとに赤、緑、白の順に糸を替えながらスパイラル模様になるように編み、つま先の減らし目は白で続けて編みます。bは赤に、cは緑に糸を替えて、スパイラル模様、つま先の減らし目を編みます。
ベルンド・ケストラーさん
上は著書『ベルンド・ケストラーのミトン』(世界文化社刊)の編み方を応用した、2023年の最新作。
ドイツ出身のニット作家。12歳のとき独学で編み物を始める。1998年に来日し、現在は定期的に東京、横浜、名古屋で編み物教室の講師を務めている。Zoomでも編み物教室を開催。
www.instagram.com/berndkestler/最初の著書『ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス』(世界文化社刊)はかかとのふくらみを編まず、まっすぐ編むだけで快適にフィットする画期的なソックスの編み方を紹介。ミニ・スパイラルソックスは、本書で紹介したソックスの目数を変更したもの。大人サイズのソックスの編み方も掲載。
『ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス』
・Amazonで見る>> 『ベルンド・ケストラーのミトン』
・Amazonで見る>>(次回へ続く。
この特集の一覧>>)