〔特集〕世界の社交場を訪ねて──華麗なるウィンターリゾート 冬のリゾートは、社交の舞台であり、家族団らんの場であり、そして一人静かにリフレッシュするリトリートの場でもあります。ウィンタースポーツだけでなく、絶景を眺めながらレストランで食事をしたり、スパで心身を休めたり……。子どもから大人まで、誰もが忘れられない体験ができる、銀世界のリゾートへとご案内します。
前回の記事はこちら>>・特集「華麗なるウィンターリゾート」の記事一覧はこちら>>
世界に誇る日本のパウダースノーを楽しむ
北海道や岩手、長野の雪山やスキー場は、世界中のスキーリゾートを知り尽くした富裕層のスキーヤーをも魅了しています。2000メートル級の山に登らずとも、これほど手軽に、最高のパウダースノーと出合えるところは、ほかにはないからです。温泉や美食のレストランも揃い、冬の自然の恵みが溢れる、ウィンター・リゾート王国へと進化しています。
東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ (北海道・ニセコ)
ダイニング「ゆきばな」では、朝昼晩と北海道の旬の食材にこだわったバラエティ豊かな食事が提供される。見飽きることのない羊蹄山の雄姿を望む特等席。
程よいスケールにすべてが揃う心地よさ
館内に足を踏み入れると、窓いっぱいに広がる雄大な景色が目に飛び込んできます。主役は美しい稜線を描く羊蹄山。蝦夷富士の異名をとるニセコのランドマーク的存在です。
新しい施設の進出めざましいニセコビレッジエリアにあって抜群の景観と少し奥まった立地が魅力の「東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ」。「リッツ・カールトン」の最高峰ブランドで、世界に6軒しかない「リザーブ」とは“世界の隠れた聖地を楽しむ特別な場所”。滞在に期待が高まります。
新千歳空港から車で約2時間。メルセデス・ベンツEQS SUVでの送迎サービスに加え、試乗プログラム「メルセデス・ベンツ エクスペリエンス」も実施中(ともに有料)。
ライブラリーコーナーの蔵書を紐解きながら「うめラウンジ」で過ごすひとときを。
夕刻にはモダンな暖炉に火が入る。揺らめく炎に心地よく癒やされながら、クラシックなカクテルや稀少なシングル・モルト、地元のクラフトビールなどを片手にゆったりと過ごすのもリゾートの楽しみ。
スキー愛好家を魅了してやまないパウダースノーを満喫したいなら、隣接するゲレンデへ。ここは、ニセコでスキー場へのアクセスが非常に良い数少ないホテルの一つでもあります。
ゲレンデ隣接というスキーヤーにとって絶好のロケーション。出口に設置されている部屋ごとのスキーロッカーやブーツウォーマーもさすがのクオリティ。
また、スキー以外にもスノーシューイングやゴンドラでの観光、近隣の温泉巡りなど冬の楽しみは多彩。ゲストの好みに応じて現地を熟知したコンシェルジュ「DOSAN(道産)」がアドバイス。
ホテルのテーマである「花鳥風月」を表現した温かみのあるインテリア。すべての客室から羊蹄山またはニセコアンヌプリなどが望める。
スパエリアには、ミネラル豊富なニセコの源泉を引いた天然温泉が。露天風呂付き大浴場とサウナを完備。「スパ チャシラ ソティス」でのトリートメントも好評。
客室数がスイートを含め50室と程よくコンパクトなだけに、ゲストに寄り添ったきめ細かなホスピタリティを実感することができます。また、レストランやラウンジ、スパなどがワンフロアにあるため動線がわかりやすく、安心感があり、2世代、3世代での集いの場としても最適。ラグジュアリーな空間に、温かく、穏やかな時間が流れます。
美しく、豊かな北海道の恵みを味わい尽くす
「寿司 なぎ」はカウンター7席のみ。北海道の食材を知り尽くした徳永雄豪さんの丁寧な仕事を見ながら、旬の魚介を存分に味わう。
おまかせ(料理4品、にぎり10貫)3万円。仕入れ状況によって内容は変わる。
白糠町産のつぶ貝と煮汁をクリーミーに仕立てた一品(手前)。水だこを柔らかく煮て、べったら漬け、ぎんなん、ごぼうとともに(奥)。
今や多くの蔵元からも注目される北海道の酒造好適米。ニセコが育んだ地酒をお供に。
東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ住所:北海道虻田郡ニセコ町字曽我918-28
TEL:0136(44)3491
料金:1室2名利用で1泊朝食付き1室15万8425円~(サービス料込み、シーズンにより変動)
IN15時/OUT12時
オンシーズンには新千歳空港とニセコビレッジ間専用の送迎バスも運行(約2時間30分)。
(次回へ続く。
この特集の一覧>>)