今、世界で一番輝きを放つ街「注目のロサンゼルスへ」第2回 大谷翔平選手、山本由伸選手の活躍もあり、日本でも大きな話題となったメジャーリーグベースボール(MLB)の名門球団「ロサンゼルス・ドジャース」のワールドシリーズ制覇、真田広之さんが主役とプロデューサーを務めたハリウッド製作ドラマ『SHOGUN 将軍』のエミー賞史上最多18部門の受賞など、明るいニュースが続くアメリカ・ロサンゼルス。今、最も注目を集める街で活気に満ちたスポットをご紹介します。
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歴史を辿り、グラウンドで記念撮影も胸が高鳴るドジャー・スタジアムツアー
スタジアムツアーではグラウンドに降り、天然芝の外側、土のエリアを歩くことができる。取材した日はドジャースがナショナルリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズ進出を決めた2日後。アメリカンリーグの覇者、ニューヨーク・ヤンキースとの頂上決戦に向けて、スタッフは絶賛準備中だった。グラウンドには「ワールドシリーズ2024」の文字が、1塁側ダッグアウトの壁にはそれに加えてヤンキースのロゴも描かれていた。ツアーはほかに、試合開始前の時間帯に催され、選手の練習風景も見られる「プレゲームツアー」などもある。
https://www.dodgers365.com/tours 75分間のツアーはもりだくさん。終わる頃にはドジャース通に
1962年の開場以来、数々の名勝負を生み、興奮と感動を巻き起こしてきたドジャー・スタジアム。その歴史や球団の変遷を学び、グラウンドに降り立つこともできる「ドジャー・スタジアムツアー」は、一年を通して開催されています。
交代でスタジアムの屋内外を案内してくれたツアーガイドの皆さん。英語以外に日本語、スペイン語のツアーもある。
アメリカの内外から集まった参加者とともに、「このエレベーターはいつも大谷選手が乗っているものですよ」といったガイドの説明を聞きながら、スタジアムの内外を巡るツアーは75分間。
さまざまなトロフィーが一堂に集められた展示室を見学したり、VIP専用のレストランをのぞいたり、見晴らし抜群の記者席に座ってみたり。ツアーのハイライトはやはり、いつも選手が躍動しているフィールドをすぐ近くから眺め、ダッグアウトのベンチに座り、記念撮影などを楽しむ時間でしょう。ツアーが終わる頃にはすっかりドジャース通になっているはずです。
チケットのデザインの変遷がわかる展示と以前の観客席。
歴代のキャップは大半が青で一部が白、1つだけ緑。「低迷していたチームの流れを変えるべく緑にしたものの、さらにひどい成績になったので、それきりになったのだろう」とはガイドの推測。
守備の優れた選手に贈られる「ゴールドグラブ賞」のトロフィーもずらり。
10月の優勝で繰り返しテレビに映っていた、ティファニー社製作のワールドシリーズ優勝記念トロフィー(1981年優勝時のもの)。
ドジャー・スタジアムツアー Dodger Stadium Tours
1000 Vin Scully Avenue, Los Angeles, CA 90012
TEL:866-363-4377
日本語によるツアーは月曜・水曜・金曜・日曜の10時30分~、12時30分~に開催。所要時間75分、大人32ドル25セント。
※試合等により変更あり
https://www.mlb.com/dodgers/ballpark/tours(次回へ続く)
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