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菊地凛子さんが魅せる最旬スタイル──パリ・ミラノ・ニューヨーク春夏新作コレクションより

2025.03.17

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2025年春夏PARIS MILANO NY新作コレクションより 今シーズンもパリ、ミラノ、ニューヨークからハイブランドの春夏新作コレクションが届きました。“今”の気分を感じさせてくれる、魅力溢れるラインナップに挑んでくれたのは俳優の菊地凛子さん。軽やかに、大胆かつ華やかに着こなしていただきました。

菊地凛子さんが魅せる最旬スタイル

俳優という仕事柄、さまざまな服を着る機会に恵まれているという菊地凛子さん。

「レッドカーペットのような場では本当に服に助けられます。自分はとても緊張するタイプなので、服は自分を盛り上げてくれる武器でもあり、味方です」と話します。

心弾む、軽やかさをまとって

凛子さんのワードローブはカジュアルでシンプルなアイテムが多いといいますが、ハイブランドのファッションは、日常のスタイルとは別の喜びがあるのだそう。


「クリエイティブディレクターやデザイナーといった服に真剣に向き合っている方たちが一生懸命作っているコレクションの服を身に着けたときは、やはり違うなと感じます。ブランドの背景を知ることにも興味がありますし、知れば知るほど、アイディアを昇華し一点一点丁寧に作られているのだなと、リスペクトせずにはいられません。だからこそ、着る人に喜びや自信を与えてくれるのだと思います。そんな、今日のような素敵な服を着たときに、どうしたら美しく見えるかなと考えるのは、とても楽しいですし、大好きです」

菊地凛子(きくち りんこ)
神奈川県秦野市出身。モデルから女優に転向し、1999年に新藤兼人監督作「生きたい」で映画デビュー。映画『バベル』ではアカデミー助演女優賞にノミネートされる。放送中の日本テレビドラマ『ホットスポット』出演中。

CHANEL(シャネル)

2025年春夏 プレタポルテ コレクション ショーのフィナーレでパフォーマンスを披露したライリー・キーオが着用していたジャンプスーツ。透明感が美しく、しなやかなチュールのケープが動く度に揺らめき、ドラマティックなフォルムを描きます。「エレガントなツイードなのにジャンプスーツという意外性と、パンツなのに女らしい、そういう裏切りに魅せられます」(凛子さん)。ミラープラットフォームのシューズがルックを新たな高みに引き上げます。

ジャンプスーツ219万3400円ネックレス22万4400円 バングル各22万1100円 靴29万400円/すべてシャネル

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

「お茶目なデザインのバッグ、遊び心がたまらなく可愛い」
春らしい白いコートをまとい、楽しげな表情を見せる凛子さん。「扇形のバッグがあまりに可愛くて。こういう茶目っ気に最高にワクワクします」(凛子さん)。モノグラム・キャンバスでかたどったユニークな扇形モチーフのバッグは、ストラップを装着すればクロスボディにもなるステートメントなデザイン。扇面にはモノグラム・フラワーがあしらわれて。

コート129万2500円 バッグ「LV ファン」(縦19×横37×マチ6センチ)58万8500円 ピアス6万3800円ジャンプスーツ(参考商品)/すべてルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)

GUCCI(グッチ)

「私の俳優スイッチが入る存在感のある艶ドレス」
華やかなシーンにふさわしいアシンメトリースリーブのミディドレス。「羽衣のように軽やかな素材が気持ちよく、大胆に開いた背中のカッティングも素敵で、着るだけで気持ちをぐっと引き上げてくれます」(凛子さん)。柔らかなシルクの素材感を生かした、裏地なしのバイアスカットが特徴的。しなやかに広がるシルエットが見る人の視線を惹きつけます。肩にはメタルバンブーがあしらわれ、さりげないアクセントに。こっくりとしたシックなブラウンが、大人の魅力を引き出します。

ドレス132万円/グッチ(グッチ クライアントサービス)

DIOR(ディオール)

「スポーティなのにシック。今の気分が凝縮されています」
シルクとヴァージンウール地の「グラン ド プードル(パウダー状の粒)」と呼ばれる素材で登場した白いジャケット。厚手のテクスチャーが、スポーティで洗練されたイメージに。「全身白のジャケットスタイルにあえてスニーカーを合わせるところも新鮮。抜け感のさじ加減が好きです」(凛子さん)。クロスボディにもできる大き目バッグをアクセントに。

ジャケット66万円 ボディスーツ(参考色)30万円 パンツ37万円 バッグ77万円 ピアス9万3000円 靴14万9000円/すべてディオール(クリスチャン ディオール)

HERMÈS(エルメス)

「春先に着るレザーって粋でとびきりおしゃれ」
上質で艷やかなスムースカーフスキンを使った、サドルパッド風キルティングが特徴のボンバージャケット。透明感のある凛子さんの肌に映えるキャメルブラウンがラグジュアリー感を高めて。「背中の丸いシルエットが絶妙で、サイドから見た姿も立体的で美しい。ウエスト丈のコンパクトなフォルムだから、スタイルアップして見えるところも魅力です」(凛子さん)。

ブルゾン172万7000円 スカート74万6900円(参考価格) 重ね着したブルマ26万8400円(参考価格) ピアス21万1200円/すべてエルメス(エルメスジャポン)

LOEWE(ロエベ)

「風に揺れる花々を思わせ、心躍る気分に」
印象派の絵画からインスパイアされた春風のようなドレス。透け感のあるシルク素材に、ピオニー(牡丹)のデジタルプリントを施しています。「踊ってみたくなるような、そんな軽やかな気分になるドレスです。アシメトリーな裾のデザインは、動くと生き生きとした表情になりますね」(凛子さん)。約7メートルの生地をたっぷり使用した量感も贅沢。

ドレス58万4100円(予定価格) ピアス13万900円 バングル18万9200円/すべてロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

LAUREN RALPH COLLECTION(ラルフ ローレン コレクション)

「王道なのに今っぽい、センスのよさに惹かれます」
ラルフ ローレンらしいメンズライクなパンツスタイル。ダブルブレストのブレザーは、春夏に最適なツイード仕立て。リネンのベストを合わせてクラシックなムードを漂わせます。「ジャケットスタイルにワイドなロング丈のリネンパンツを合わせた大胆さがモダンでかっこいい。基本はベーシックなのに、今の感覚を取り入れていて素敵です」(凛子さん)。

ジャケット41万8000円 ベスト18万1500円 パンツ34万5400円/すべてラルフ ローレン コレクション(ラルフ ローレン)

この記事の掲載号

『家庭画報』2025年04月号

家庭画報 2025年04月号

撮影/伊藤彰紀〈aosora〉 スタイリング/伊藤美佐季 ヘア/森岡祐介〈eight peace〉 メイク/SHINOBU ABE〈関川事務所〉 取材・文/土橋育子

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