迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。毎週月曜更新。
迷い世代の服選び
第10回 ボトムスで全身バランスが決まる!
前回、「コーディネートは下から」の法則をお話ししました。(
前回まで)
靴は決まっても、その靴がどんなボトムスに合うのかいまいちわからないという方も多いかもしれません。
でもね、大丈夫! ボトムスを選ぶ決め手は、とても簡単です。
靴によって似合うボトムスはおのずと決まってくる
大きな要因となるのが最初に選んだ靴のヒールの高さです。ヒールがあるかないかで必然的にボトムスに何を選ぶとキレイに見えるのかが決まってきます。
また、どんな体型の方でも、スカートの場合は上が4:下が6、パンツの場合は上が3:下が7の全身バランスになるようにすればいいので、これを意識してボトムスを選びましょう。
この2点を意識して、コーディネート選びを進めていきましょう。
―ヒールのある靴を選んだ場合
ヒールで脚が長く見えるため、タイトスカートや細身のパンツで縦に長いシルエットを作りましょう。下半身がタイトな場合は、トップスにボリュームを持たせても大丈夫。
スカートのときは身長と丈を考えて、全身が4:6のバランスになるよう、ヒールの高さを選ぶといいと思います。
―ヒールのない靴を選んだ場合
ローヒールには、ロング丈のスカートやスカーチョ、ワイドパンツなどを合わせ、トップスはできるだけコンパクトにまとめましょう。
またトップスは、ボタンやジッパーがあるなら留める、ウエストインして胸元を開けるなどの工夫をし、身体のくびれを上手に使うとよりスタイルよく見えます。
私自身は、ずっとヒール党だったので、最近流行のスニーカーは、履きづらくて困ることがしばしば。スニーカーの時は、できるだけ上半身を小さくまとめるように心がけています。
迷い世代のお洒落ルール:
ボトムスは、靴のヒール×美しく見えるバランスで選ぶ