夏のサンダルは、意識の高さが現れる
「靴から決めるコーディネート」で、靴がサンダルだった場合はどうでしょう?
夏はサンダルばかりという人も多いですよね。サンダルの場合も、コーディネートの組み立て方は一緒です。ただし生脚になるぶん、パンプスよりも意識しなければならないところが多いから注意して。
ポイントは生脚の分量を少なめにすること。例えば、ロングスカートにして肌の露出面積を減らすなどの工夫をすると、品よく見えます。
また、爪やかかとなど普段見えない部分があらわになるので、きちんとお手入れしていることが必須条件。夏のおしゃれは、清潔感が何よりも重要です。全身のバランスを考えつつ、ディテールにまでこだわることが綺麗な印象につながるのです。
迷い世代のおしゃれルール:
お手入れしていない脚でサンダルをはくのは論外!上級者向け「バッグから決める」コーディネート術
小物でも、靴と同じくらい大事なのがバッグ。実は大事なのは「どの位置で持つか」なんです。
普段使っているバッグをどんなふうに持っていることが多いか、思い出してみてください。
例えばハンドルタイプのバッグの場合、腕を下げて膝あたりで持つのか、腕に掛けて腰あたりで持つのか。ショルダータイプのバッグなら、ベルトの長さによってバッグ本体の位置が変わりますよね。
このとき、バッグと、バッグを持つ位置の洋服の色が合っているとお洒落にみえます。腕を伸ばして下に下げるならボトムスの色、脇下に持つならトップスの色との相性を考えてコーディネートしましょう。
大きなトートバッグなら洋服のシルエットはコンパクトに、プチバッグなら量感のある服でも合うなど、バッグのサイズと洋服のバランスも重要です。
コーディネートを靴からではなく、バッグからスタートして、洋服との色やバランスを考えていくやり方もありますが、こちらは上級者向け。
最初は、洋服を決めた後、自分が持つ位置を考えてバッグを決めていくことをおすすめします。
次回は迷い世代のリアルな悩みに答える「教えておおさわさん!」の回です。7月30日更新予定。お楽しみに。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手がける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優から信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子