(3)シンプルスタイルに華をもたらす、グラフィカルな社交バッグ
コンテンポラリーアートを思わせる潔いカラー選びや、遊び心を感じさせるディテールを随所に利かせた麗しいデザイン。ベーシックなフォルムだからこそ、斬新なスタイルもエレガントに装えます。
BVLGARI
バッグ「セルペンティ」 右・ナッパ素材。(縦19×横28.5×マチ8センチ)35万5000円 左・パイソン素材。(縦15×横18×マチ9.5センチ)47万5000円/ともにブルガリ(ブルガリ ジャパン)凜とした佇まいに「セルペンティ」の色香が薫る1940年代より愛され続けているブルガリの「セルペンティ」シリーズからニューフェイスが誕生。
写真右のバッグは立体的なマトラッセパターンに、バイカラーのフレームづかいがモダンです。そこに太めのチェーンストラップを合わせているのが今年風。
写真左のパイソンの斑文を生かし、職人が手描きでラインを施したデザインは、なんとポップコーンをイメージしたもの。コンパクトなフォルムが、スーツともワンピースとも相性がよい万能タイプです。
DELVAUX
バッグ「ブリヨン」 ボックスカーフ素材。(縦21.5×横29×マチ13.5センチ)79万円/デルヴォー(デルヴォー・ジャパン)アート作品を手にするような、ラグジュアリーな遊び心ハリウッド映画黄金期のディーヴァたちをテーマに、戯れる光と影、シャイニーとマットが奏でるコントラストをデザインに表現した今シーズン。
オフホワイトの地にあしらった、くっきりとした黒いシャドウはトロンプイユ(だまし絵)的に描かれたもの。遊び心のあるデザインもモダンなモノトーンなのでシックな表情に仕上がっています。
ROGER VIVIER
バッグ「ヴィヴ カバ」 カーフレザー素材。(縦25.5×横32×マチ13センチ)35万9000円/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)幾何学的模様を配し、王道バッグが装いも新たにブランドを代表するアイコンバッグに、ジオメトリックなグラフィックデザインが新登場。おなじみのメタルバックルやエレガントなトラペーズシルエットはそのままに、アーティスティックな要素が加わり新鮮に。白、黒、カーキのシックな色合いのため、コーディネートもしやすく幅広いシーンで活躍してくれそうです。
(4)美しさと機能性を備えた、ビッグサイズのトート型
お稽古事から小旅行まで、さまざまなシーンで活躍する大きめサイズのトートバッグ。
高い収納力はもちろんのこと、優れたデザイン性や上質な素材感がワンランク上の休日スタイルを約束します。
CÉLINE
バッグ「ビッグバッグ サプルグレインドカーフスキン」 手前・ミディアム(縦32×横32×マチ29センチ)45万円 奥・スモールロングストラップ(縦26×横24×マチ22センチ)31万5000円(ともに予定価格)/ともにセリーヌ(セリーヌ ジャパン)ニュアンスのある新色“ジンク”がカジュアルをシックに演出人気の「ビッグバッグ」からレザーの柔らかな表情が映える新色が登場。張りのあるカーフスキンは型崩れしにくく、旅にも最適です。
TOD’S
バッグ「ダブルT ショッピング バッグ」 右・(縦26×横36×マチ15センチ)19万9000円 左・(縦35×横44×マチ15センチ)21万6000円/ともにトッズ(トッズ・ジャパン)ブランドのアイデンティティをデザインにしのばせて王道のトートバッグをベースに、ブランドの頭文字Tで表情をつけたウィットに富んだデザイン。ハンドルを収納してショルダーで持てる2ウェイ仕様。サイドから飛び出たレザーコードの奥には、隠されたポケットが。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/水田 学〈NOSTY〉 スタイリング/馬場郁雄 編集・文/土橋育子 撮影協力/ARGO
「家庭画報」2018年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。