5.ファイロファックス
心躍る鮮やかなシステム手帳のパイオニア左と中:システム手帳 オリジナルバイブル(縦19×横13×マチ4㎝)各1万5000円 右:システム手帳 オリジナルA5サイズ(縦23.5×横19×マチ4㎝)2万円/すべてファイロファックス(銀座・伊東屋)システム手帳の代名詞的ブランドの誕生秘話イギリスの老舗ステーショナリーブランド「ファイロファックス」。1921年の創業当時、ノーマン&ヒル社だった社名が、現在の名称になった由来こそシステム手帳誕生のルーツとなります。
第2次世界大戦の頃、空襲でオフィスが全焼したにもかかわらず、秘書のグレース・スカールが個人的にまとめていた顧客名簿と手帳の材料のサプライヤーリストが会社の危機を救うことに繋がりました。
上質の革で作ったバインダーでルーズリーフ式の紙を綴じた、秘書グレースの顧客名簿の呼び名が“File of Facts”(事実のファイル)だったことから、「ファイロファックス」は生まれました。現在様々なシステム手帳が各メーカーから商品として出ていますが、サイズ基準、開閉式のリングで綴じるタイプの6穴リングメカニズムなども、元祖はファイロファックスです。
ファイロファックスは、高い機能性に加えて耐久性も人気の鍵。一つひとつを職人が丁寧に手作業で作り上げていく手帳は、経年で「自分の歴史」と呼べる表情に変化していくはずです。
厚みのある一枚革を使った「ザ・オリジナル」コレクション自分で日時を書き込むダイアリーをはじめ、カラフルなノートやアドレス帳など、バリエーション豊富なオリジナルのリフィルが一式セットに。発色の良いビビッドなレザーは、自宅や会社のデスクで毎日の予定を確認するモチベーションをあげる存在になるはず。この一冊が、新しい一年を豊かに変えてくれることでしょう。
お問い合わせ先/ 銀座・伊東屋
電話03-3561-8311
価格はすべて税抜きの本体価格です。 撮影/草間智博 スタイリング/星 由希子 取材・構成・文/樺澤貴子