自分の活動の可能性を広げる機会をくれていたのは、歌
ミュージカル、映画、ドラマ……。様々なジャンルで活躍する古川さんにとって、音楽活動はどんな位置付けなのでしょう。
「始めた頃は、両立できるようにやっていきたいと思っていました。途中、俳優に専念しようと思って、表立った活動はしていなかった期間もあったんですけど、好きなんですよね、音楽が。それでまた始めて、今はやっぱり両立したいと思っています。趣味で取り組んでいて人前で歌うなんて思ってもいなかったものが、自分の活動の可能性を広げる機会をくれていたんだと感じているので。歌によって成長できましたし、いろいろな人とも出会えました。歌がなかったら、今の自分はないのかもと思えるくらいのものになっています。同時に、ファンの方々や周りの皆さんにもチャンスを与えてもらってきたなと、10年を振り返ってすごく感じました」
古川さんを構成する大切なものの一つである歌。この“歌”は、ミュージカルで歌う歌も、自身のライブで歌うオリジナルの歌も含む、“歌”と呼ばれるもの全て。ただし、それを表現するときには、一括りにはできない難しさも。「あまり意識はしていない」と言う古川さんですが、どちらも聴いた人からは、発声が違うと言われるそうです。
2008年リリースのDVD『ROAD』制作時に特技を聞かれ、曲作りと答えたことを機に自作曲がDVDに採用され、デビューに至った。