「秀樹にはすごく愛されていたし、最大限の信頼を得ていました」
48年間キーを下げていないどころか、「『甘い生活』などはオリジナルのキーより高くして歌っています」という野口さん。スーツが似合うスレンダーな体形を維持しているのもさすがです。
スーツ(オーダー価格)32万5000円~ Tシャツ18万円/ともにジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)「秀樹にはすごく愛されていたし、最大限の信頼を得ていました。僕は反骨精神のせいもあって、人から誤解されることがあるのですが、そんなときも、いつも秀樹の言葉に救われました。
愛されていた自覚があるから、いつまでたっても涙が止まらなくて。今日も鼻声なんです」
そういいながら涙目で笑ってみせた野口さんは、西城さん亡き後、自身が開発した動画配信サービス「テイクアウトライブ」を使った「HIDEKI&GORO」プロジェクトを実行しています。
野口さんのご自宅で録音した西城さんの音源と、野口さんの歌声を重ねたデュエット曲の配信に続き、11月には“未来のたからもの達”が歌う楽曲を配信しました。
「未来のたからもの達とは、秀樹の子ども3人と僕の子ども2人のことです。曲は僕が25年前、秀樹に頼まれて作った『LOVESONGを永遠に』。子どもたちに『歌ってくれる?』と聞いたら、『歌う!』『歌いたい!』といってくれたので製作しました。
彼らの手や後ろ姿を映した動画も僕が撮影したものです。みんな歌は決してうまくはないんですよ。でも、秀樹の息子たちの歌声を聴いていると、彼のDNAが感じられて、たまらない。秀樹ファンのみなさんにもぜひ聴いてほしいですね」