【作り方】
1:砂糖に、少量の水(分量外)で溶いた食紅少量を合わせ、ピンクに色づける。
2:こしあんは8等分にし、手のひらで転がして丸める。
3:浮き粉に熱湯を注ぎ、箸で手早くよく混ぜる。やや粘りながら固まってくる。
4:ボウルにAの白玉粉とグラニュー糖を入れて均一に混ぜ、水を注いで手で混ぜる。固まってきたら、つかむようにして練る。この段階ではまだ、生地はぼそぼそとした状態でかまわない。
5:3を加え、つかむようにしながらある程度力を入れてしっかりと練る。ときどき手をゲンコツにして押し付ける。
6:ラードを加えてさらによく練り、なめらかにして、耳たぶくらいの堅さにする。ラードを加えると団子の食感がなめらかに。
7:台に生地を取り出し、両手で転がしながら細長くのばす。8等分(1切れ25g)に切り分ける。
8:手のひらで生地を転がして丸くし、手のひらで軽く押さえて平らにする。
9:8の生地を手に取り、中央に親指を入れ、回しながらのばしてお椀形にする。中央は厚めに、周りは薄くする。こうすると、包み終わりにあんがちょうど真ん中に来る。
10:お椀状のところに2を入れ、親指で少し押す。
11:右手で生地を少しずつ上部に集め、おちょぼ口のような状態にして包む。指でつまんで閉じる。
12:両手のひらで転がし、形を丸く整えて団子状にする。
13:バットにみがきごまを広げ、12を入れる。転がしてごまをつける。
14:手のひらの上で軽くふって、全体にまんべんなくつけながら、余分なごまを落とす。この状態で冷凍保存できる。
15:揚げ始める。深めの鍋に揚げ油を160℃に熱し、14を入れる。
16:ごま団子が少し浮いて泡が出てきたら、玉じゃくしでゆっくり油を混ぜながら揚げる。中のあんにまできちんと火が入るよう、油を混ぜて温度を均一にしながら、全体にゆっくり火を入れていく。
17:12~13分揚げ、ごま団子が完全に浮いて、形がまん丸になったら火を強くする。温度を180℃に上げ、きれいに色づくまで揚げる。油をきって器に盛り、砂糖をふる。
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脇屋友詞(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/日置武晴