Tips 2
お菓子と花あしらいを一体化させて
フランスの銀器メーカー「エルキューイ」のプティフールスタンドに、可愛らしい「オーボンヴュータン」の小さなお菓子を乗せて。
今日は友人たちと昼下がりのティータイムを楽しむ日。リビングダイニングの窓辺に配したサイドテーブルをティーテーブルとして使い、そのセンターに高さのあるプティフールスタンドを飾ります。さらに、お菓子をのせるスタンドにはひと工夫を。中心部分にフローラルフォームを置いて花や葉を挿し、まるで自然の木々から鮮やかな果物を収穫するように、卓上の小さな花あしらいから美味しいお菓子を選び取る趣向に。遊び心を感じさせる多美保さんらしいデコレーションです。花材の一部に使った実ものが秋らしさを加味し、テーブルクロスの紫色を繰り返すことで全体の統一感が生まれました。 Tips 3
紫×グリーンで季節感をさりげなく演出
秋の訪れを感じる時期になると布の柔らかな質感が恋しくなるもの。暑い夏の間はテーブルクロスを掛けることはほとんどなかったそうですが、多美保さんはこの日、久しぶりにダークパープルのテーブルクロスを広げました。「こっくりとした深みのある紫は、大好きな色の一つです。紫はもともと高貴な色。大人のエレガンス、上質な空間を演出してくれます。あまり普段づかいはしませんが、大切な方をお迎えするおもてなしのシーンに合わせることは多いですね」。深まりゆく季節を感じさせる紫色のクロスと、爽やかなグリーンを主役にしたプティフールスタンドの花あしらいの取り合わせで、夏の名残を感じさせる初秋らしさを演出します。 クロスを掛けたテーブルの下から、トイプードルのクロベエくんも「ようこそ!」と尻尾を振ってお客さまをお出迎え。