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うまさの真髄は素材にあり! 食べ比べてわかる納豆の奥深さ

2019.07.02

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都道府発のとっておき「茨城県」

EDITOR’S REPORT 街に溢れるさまざまな情報の中から、編集部員が読者の皆さまに役立つ情報を厳選してご紹介します。新しくオープンした店や、アイディアが光る新商品、地方発の注目情報など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報がきっと見つかります。記事一覧はこちら>>
世界一おいしい納豆を目指す、茨城県・日立市の納豆メーカー「菊水食品」の新しい試みは食べ比べができる納豆の販売です。

大豆本来の味やうまみを引き出す製法で作られた納豆は、大豆の種類によって味が全く異なります。

黒神大豆


「木の里農園」の炊きたてのご飯の上にのる「黒神大豆」の納豆。

「いばらき 農家の納豆」(1710円)は6軒の農家が丹誠を込めて作った、6種類の大豆の味が堪能できるユニークな商品。6種類の大豆の魅力を最もよく引き出すためにそれぞれ異なる製法で作っています。

6種類の大豆

「いばらき 農家の納豆」に使われる6種類の個性豊かな大豆。

「いばらき 農家の納豆」パッケージ

「いばらき 農家の納豆」はパッケージも茨城県在住デザイナー3名が担当。

例えば「黒神大豆」は少し小ぶりな豆で口に入れるとふわっと大豆の香りが立ち、「鞍掛」は嚙むほどにこくが出る独特の風味。

ふっくらとした大粒の「茨城青在来」は大豆の香りが高く、ほかのものよりも粘りが強い。「金砂郷在来青御前」はうまみと糸引きの強さが特徴......など。

プロデュースしたのは、菊水食品の3代目、菊池啓司さん。

「父が倒れ、急遽菊水食品を継ぐことになってから38年。独学で納豆の研究を続けるうちに、素材の大切さに気がつきました」と話します。

菊水食品の菊池啓司さん。

菊水食品の菊池啓司さん。蒸している間は微妙な温度調整が欠かせず、圧力釜のそばを離れることはない。

蒸した大豆に納豆菌を噴霧している様子
蒸した大豆に納豆菌を噴霧している様子。大豆の種類によって噴霧量を変えている。
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