【作り方】
1:湯せんにかけながら練るので、葛を練る鍋よりも、ひと回り大きな鍋(フライパンなど)に水を入れ、沸騰させておく。
2:ボウルに葛と分量の水の2/3量を加えて溶かし、こしながら鍋に移す。
3:残りの水でボウルの底に残った葛を溶いて、残さずこし入れたら、グラニュー糖を加える。
4:準備しておいた湯せん用の鍋を中火にかけ、3の鍋をのせ、へらで混ぜる。そのまま混ぜていくと、こんにゃく状のかたまりができてくる。
5:ところどころかたまりができたら一度湯せんから下ろし、力を入れて練り、半透明でなめらかな糊状にする。
6:再び湯せんにかけ、練り続ける。全体に透明感があり、弾力と粘りのある状態になるまで鍋底からしっかりと練り、湯せんから下ろす。
7:水で濡らした流し缶に生地を流し入れる。手を水で濡らし表面を平らになるようにおさえる。
8:流し缶ごと冷水に入れ、冷やす。
9:固まったら冷水につけたまま、へらなどで流し缶からはがす。
10:好みの大きさに切り分けて、黒蜜、きな粉をかける。
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宇佐美桂子・高根幸子(著)
定価:本体1,500円+税
撮影/櫻井めぐみ