日本発オリジナル・ミュージカルに出演する昆 夏美さんをキャッチ！

これまであまり演じてこなかったかわいい役に対して、「恥ずかしさを抑えながら、殻を破っていきたいと思います」と意気込む昆さん。

——2020年はすでにミュージカル『ミス・サイゴン』への出演が決まっていますが、どんな1年にしたいですか？

「私はミュージカルのお仕事がほとんどなので、一般的には歌のイメージがあると思うんです。でも、役の気持ちがあふれ出て、歌になるんだと意識しているので、やはりお芝居が絶対的に必要で。だから、お芝居がもっとうまくならないと、引き出しを増やさないと、って近年すごく感じています。この間、友達が小劇場の舞台に立ったんですが、目の前にお客さんがいるという、ある意味なんの逃げ場もない環境なんですよね。私、そんなの震え上がっちゃうなと思ったんですけど、逃げ場のない、お芝居しかないところに身を置いてみないと、経験から得た引き出しはあるけど新しい棚は作れないなって思いました」

——小劇場とはいいませんが、『ロカビリー☆ジャック』が上演されるシアタークリエもステージと客席が近い劇場ですよね。

「そうですね。お客さまが見えますもん。それぐらい近くて客席と舞台の一体感が保てるので、大好きな劇場ですし、そこをロカビリーの熱気でいっぱいにしたいですね。この作品は若い世代の方も、ロカビリーが一世を風靡していた世代の方も、幅広いお客さまに楽しんでいただける楽曲や雰囲気になっていると思いますので、ぜひ2019年の年末と2020年の年明けは一緒に盛り上がりましょう！」