迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
これまでの記事を読む>> 「シーンを問わず使える便利なバッグ」――最近は、こんなうたい文句のバッグが多いですよね。確かに、バッグは値段も張るので、ひとつでどんなシーンにも使い回せるのは魅力的。ただ、きちんとした格好のオンタイムとカジュアルなオフタイムの装いに同じで、本当に素敵に見えるのでしょうか?
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仕事と遊びで、バッグは
「兼用しない」ほうがいい!?
私の答えは「NO」。若い世代ならそれも仕方ないと思いますが、迷い世代なら、やはりTPOに合わせたバッグを使い分けてこそ、洗練されたスタイルになると思います。
仕事のバッグは実用重視で選ぶでしょうし、休みの日のバッグは思い切ったデザインのバッグを選んでもいいでしょう。では、ONとOFFの中間はどうでしょうか? 例えば友人と銀座へランチに出かけたり、パートナーとのデートを楽しんだりする日には、どんなバッグがいいのでしょう?
※ちなみに私はこういう日を「真ん中の日」、真ん中の日に着る服を「真ん中服」と呼んでいます。「真ん中服」は、“きちんと”と“リラックス”のバランスが非常に難しく、実は一番その人のセンスが表現されると思っています。
詳しくはこちら「40代が集めておくべきは、ドレスよりも真ん中服」>>真ん中の日、真ん中服に合わせる際に私がおすすめしたいのが、「遊びのあるトートバッグ」です。
「とにかく色が可愛い! 形がシンプルで、上質なレザーの発色の美しさが映えます」。ロングストラップ付き。各15万4000円(縦21.5×横26×マチ12cm)/ピエール アルディ(ピエール アルディ 東京 電話03-6712-6809)