自撮りのコツは?
加藤:ところで、最初に教えてくださった、「スマホのレンズは広角だから、端にいくほど広がって写る」というのは、インカメラにも該当することなんですか?
小林:ええ。自撮り用の内向きレンズでも同じことが言えます。
加藤:そうか! それで何人か集まって自撮りをするとき、端で自分がシャッターを押すと妙に顔が広がって写るんだ!
端は顔が伸びるので注意
小林:フレームをフルに使って撮ると、どうしてもそうなりますね。そういうときは、端でシャッターを押す人は、あえて顔が伸びている部分が切れるように撮るといいですよ。複数人で人に撮ってもらうときは、広がって写るのが嫌なら端っこは避けたほうが無難です。
加藤:撮られるほうもコツを知っていたほうがよさそうですね(笑)。自撮りで気をつけたい点は、ほかにもありますか?
手ブレ防止を意識する
小林:片手で撮るときは、もう片方の手を、写らないように脇に添えると、手ブレを防ぐことができます。また、iPhoneでは3秒の短いセルフタイマーを使うと自動的に連写になるので、その中からベストショットを選ぶこともできますよ。
加藤:なるほど。本当に勉強になります。
小林:あとは自分の背景に気をつけることかな。画面に写り込むものを見ながら、アングルを調整するといいでしょう。
次の写真は旅先の列車内で撮ったものですが、このように鏡を使って撮るのも面白いですよ。写真に空間の奥行き、広がりが出て、また違った雰囲気になります。
小林:そうそう、屋外や窓際で人物を撮りたいのに逆光になってしまうときは、AEロック機能を使えば明るさを調整できます。でも、これについては次回(1月21日公開予定)説明しますね。
では、今回のおさらいとして、加藤さんに人物を撮ってもらいましょう!
加藤:了解です。ここまで習ったことを踏まえて、小林さんをモデルに撮ってみたいと思います!