母の言葉でついたふんぎり。息子じゃなきゃできないことがきっとある
俳優・三浦友和さんと元歌手・三浦百惠さんの長男でシンガーソングライターとして活躍する三浦祐太朗さん。今年、アーティスト活動10周年を迎えます。その節目にリリースされるのが、アルバム『I’m HOME』。このアルバムで三浦さんは、山口百恵さんの『さよならの向う側』や『プレイバックpart2』など8曲をカバーしています。リリースに至ったのは、テレビ番組で山口さんの曲を歌ったことがきっかけ。反響が大きく、カバーアルバムを出さないかという企画が持ち込まれたのだそう。
「お話をいただいたときは、迷いましたし、不安でしたね。自分でいいのか、僕がやるべきなのか……。母のファンの方たちに認めてもらえるかなっていうのもありました。でも、母に話したら、“私が生きているうちに息子の声でカバーを聴けるのは本当にうれしい”って、すごく喜んでくれて。その言葉でふんぎりがつきました。自分がやる意味、息子じゃなきゃできないことがきっとある、って」
息子じゃなきゃできないこと。それは今回のアルバムでできましたか?と聞いてみると、力強い答えが。「できていると思います」