りんひろこの「旅食つれづれ日記」 Vol.6~旅で出合った絶品ソース(前編)
こんにちは。料理研究家のりんひろこです。 3歳の娘と7か月の息子を連れ、2か月かけて、アメリカ、ヨーロッパ ……全部で7か国、15か所の旅をしてきました。 そこで見てきた、世界の「オーガニックライフ」、それから美味しいものや珍しい食べものなどについて、こちらで紹介させていただきます。 今回は旅先で出合った美味しい料理を簡単なレシピにしてご紹介いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
ミュンヘンの友人からの招待 旅の途中ポルトガルのリスボンに滞在中、Facebookにメッセージが届きました。高校時代の同級生からでした。 現在、ドイツ人と結婚してミュンヘンに住んでいるので、もしドイツに来ることがあれば、遊びに来てねとのこと。 なんと偶然にも私たちは、そのあとフランスへ行き、アルザス地方から電車でミュンヘンに入る予定でした。 すぐに「ミュンヘンに行く予定なのでぜひ伺わせて~!」と連絡しました。すると、「もしよければ泊まっていってね。 ディナーにはホワイトアスパラガスをごちそうします」との嬉しい返信が。 市場の目立つところに並べられたホワイトアスパラガス。ヨーロッパでは春の味覚として一番人気がある。
シュパーゲル(ホワイトアスパラガス)ディナー ホワイトアスパラガスといえば、ヨーロッパの春の味覚。スペインでも、フランスでも、 八百屋の店先にはホワイトアスパラガスがきれいに並べられていました。 さてミュンヘンの友人宅でのホワイトアスパラガスディナー。テーブルには美しい見事なホワイトアスパラガス、 それに加えて、これまた美しく茹でられたじゃがいも、そして数種類のハムが並んでいました。 ご主人のご両親もちょうど遊びにいらしていて、料理はお母さまが作ってくれたそう。 食卓に着くと、みんなで手をつないで「グーテンアペティート」と挨拶してから食べ始めます。日本の「いただきます!」みたいなものらしいです。 ミュンヘンの友人宅でホワイトアスパラガスディナー。ドイツ人は特にシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)が大好き。春の訪れを告げる日本の「桜」のようなものだとか。
用意された3種類の白ワインは甘めのものもあれば、すっきりしたものも。 このホワイトアスパラガスが癖がなくぺろっと食べられてしまうので、どの白ワインにも合いました。