【病院長インタビュー】徹底したチーム医療で“患者から選ばれる病院”に「がん研究会有明病院」

ここがすごい！
がん研究会有明病院　注目すべき3つのポイント

1．徹底した臓器別チーム医療を実践
診療科・部門の垣根を取り払い、患者を中心とした臓器別チーム医療を徹底していることが大学病院や総合病院にはない強みです。治療方針を決めるカンファレンスでは多科で話し合い、その患者に最適な治療法が選択されます。

2．新規がん治療薬の早期臨床開発に注力

新規がん治療薬をいち早く届けることを目標に、近年は開発の出発点となる早期臨床開発に注力しています。そのために2019年に創設された先端医療開発センターは次世代の臨床開発拠点となることが期待されています。

3．がんに特化した健診で早期発見に貢献
健診センターでは、がんの早期発見・早期治療を目的に５大がん（肺、胃、大腸、肝臓、乳）を中心とした健診コースを設定。そのがんを発見するのに最も適切な検査法を用い、その分野の専門医たちが検査と診断を行っています。

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名医の素顔にフォーカス

がん研究会有明病院 病院長
佐野 武 先生

Q 趣味は？

旅行です。海外出張の前後に休みが取れたときに旅行の計画を立て、その土地のおいしいものを食べるのが楽しみです。好んで出かけるのは欧州。その中でもイタリアの旅は格別です。

Q 医師を目指した理由は？

生家は小さな城下町で代々続く医師の家系でしたので、初めからほかの選択肢はなかったようなものでした。何でも診られる医師になりたいと全身を対象とする外科を選択。外科は勝負が早いのも魅力でした。

日本人に多い胃がんを専門にしたのは、たくさんの人の役に立ちたかったのと日本がこの分野の最先端を走っていたので、ここにいれば世界が見えると思ったからです。

Q 座右の銘は？

「有言実行」。宣言することで自ら退路を断つことができるし、いったことをきちんとやり遂げるスタイルが好ましいと思っているからです。

また、部下に厳しく指導しているのは「科学に対して噓をつかない、ごまかさない」ということ。学問には真摯であるべきだし、弱さを認めることが次の進歩へとつながっていきます。