テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。〝生活の中に、美が息づく〟そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。 LESSON 2
ハーブが主役の花あしらいとキャンドルでダイニングテーブルを飾る
ティータイムを楽しむおもてなしの演出で、デコレーションの中心にしたのは窓辺のサイドテーブルです。しかし実は、同じ部屋にあるダイニングテーブルもおろそかにしてはいません。2台のテーブルは、さりげなく調和し合うようコーディネートされているのです。 Tips 1
色彩のトーンを合わせて空間全体に統一感を
「お客さまをお迎えする日は、窓辺の丸テーブルとダイニングテーブルが別々の印象にならないようトータルでコーディネートを考えて、部屋全体を一つのおもてなし空間にします」と言う多美保さん。全体に統一感を出すのにもっとも効果的なのが、色彩のトーンを合わせること。広い面積を占めるテーブルクロス選びは、特に重要です。窓辺のサイドテーブルのダークパープルのクロスに呼応するよう、ダイニングテーブルには微かに紫を含んだシックなライトグレーのテーブルクロスを選びました。「トミタテキスタイル」で見つけたインテリアファブリックで誂えたダイニングのテーブルクロス。
おもてなしの演出の核となる、窓辺のサイドテーブルのデコレーション。