どんな役でもこなす演技派俳優・阿部サダヲさん。共演者・吉岡里帆さんいわく、阿部さんは「コメディの王様みたいな方でした」。三木 聡監督の作品に出たい! 願望叶ったその先に驚きが
映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』、略して“音タコ!”。長~いタイトルだけでインパクト十分なこの作品は、驚異の歌声を持つカリスマロックスターのシンと歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかが偶然出会い、やがてシンの声を巡って謎の組織に追われることになる……というストーリーですが、シン役の阿部サダヲさんへのオファーは、「三木(聡)監督の作品に出ますか?」というものだったといいます。
「三木監督の作品は観ていたし、シティボーイズのライブとか『ダウンタウンのごっつええ感じ』とかを(放送作家として)書いていた方だというのは知っていて。ならではのリズムがあるから、そういう世界に入ってみたい、三木さんの作品に出たいという願望がすごくあったんですよね。だから、うれしかったですし、もちろん出ます、と。それで脚本を読んだら……カリスマロックスターって(笑)! 驚きましたね。めちゃくちゃふざけた人を演じるのかなと思っていたので」