シャネルの広告塔やシュウ ウエムラのアンバサダーを務めるほか、銀杏BOYZのCDジャケットも飾っているアンジェラ・ユンさん。美しい風景の中で紡がれる、自分の世界を探し求める少女の物語
1995年に日本でも公開され、ヒットした香港映画『恋する惑星』。独特の色彩やスタイリッシュな映像で人々を惹きつけたこの作品の撮影監督で、世界的名カメラマンのクリストファー・ドイルさんが監督と撮影を担い、オダギリジョーさんが出演する映画『宵闇真珠』が12月15日(土)、公開されます。香港の片隅にある漁村を見下ろす丘の上の廃屋に住み着いた男の役をオダギリさん、その男と出会ったことをきっかけに変わっていく少女役をアンジェラ・ユンさんが演じました。
自身が演じた少女を、「自分のアイデンティティはどこにあるのか、ずっと探し続けている人。自分だけの世界、自分のお城を求めて、でもなかなか見つからない。もしかしたら一生かけても見つからないかもしれない。そんなふうに感じている少女だったのではないかと思います」と分析するアンジェラさん。同時に、「家庭の温もり、人々の優しさも求めていた人だと理解していました」とも。そんな少女役は「内面を描いている部分がとても多くて、ストーリーも激しく展開するものではないので、非常に役作りは難しかったです」。