「撮影現場は明るく楽しく。その空気も映っていると思います。『生きる街』は榊監督のもと、みんなで一生懸命作った素敵な映画です」愛する人や家族、故郷を思って、何か行動するきっかけになれば
撮影をしていた2週間は、「いない人を愛するってどういうことだろうとか、愛について考えた2週間でした」と夏木さん。また、「千恵子を含めて、映画に出てくる人達みんなが震災を経験して。答えは出ないんだけど、でも明日に向かって生きていかなきゃいけないんですよね。生きるということ、その答えが死ぬまで出ないということ、それをこの映画で勉強しました」とも。
千恵子の、香苗の、哲也の姿を、街を、そこに生きる人たちを、海を。そこに映るすべてを見て、皆さんは何を思いましたか?
「この作品は、震災がベースにはありますけれども、家族の話であり、故郷を思う話でもあり……。『生きる街』を観ることによって、自分の家族や愛する人、故郷を思って、“あれ? しばらく連絡してなかったな”って電話したりとか、帰ってみようとか。そんなふうに、ちょっと心が動いたり、行動したりするきっかけになればいいなと思います」
※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。 夏木マリ/Mari Natsuki
東京都出身。1973年に歌手デビューし、1980年代より演劇へも活動の幅を広げる。芸術選奨文部大臣新人賞、ゴールデンアロー賞演劇賞、日本アカデミー賞助演女優賞などを受賞。映画『鬼龍院花子の生涯』、『里見八犬伝』、『男はつらいよ』、『千と千尋の神隠し』、『ピンポン』、『さくらん』、『パーマネント野ばら』、『陽だまりの彼女』、『モアナと伝説の海』など出演作多数。
『生きる街』監督/榊 英雄
出演/夏木マリ、佐津川愛美、堀井新太、イ・ジョンヒョン(CNBLUE)、原日出子、升 毅ほか
配給/アークエンタテインメント、太秦
3月3日(土)より新宿武蔵野館、ユーロスペース、イオンシネマ石巻ほか全国順次ロードショー
公式サイト/
http://www.ikirumachi.com Ⓒ2018「生きる街」製作委員会