季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
6月の庭で咲く「多年草・宿根草」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
アストランティア
日本で栽培されるのはほとんどがアストランティア・マヨールという種類で、これはそのピンク花。花心から色が徐々に淡くなるのもかわいらしく、繊細な花姿には涼しげな雰囲気があります。
詳しく読む>> ホタルブクロ
青花ホタルブクロとして出回るカンパニュラ・サラストロ。細長いベル型の花は美しく、とても個性的です。鮮やかな青紫色も印象的。
詳しく読む>> キョウカノコ
発色のよいピンク色の花がふわふわした花房になります。この繊細な雰囲気はたしかに鹿の子絞りに通じるものがあります。切れ込みの深い葉にもご注目を。
詳しく読む>> アルケミラ・モリス
繊細な花がふんわりと咲くアルケミラ・モリス。優しい葉色にさらに花色が加わり、花壇がより明るくなります。
詳しく読む>> リクニス・コロナリア
葉も茎も白い毛に覆われ、草姿全体が白く見えるため、花色の濃いピンクがよく映えます。後ろの淡い紫色の花はネペタ。リクニス・コロナリアの濃いピンクとの花色合わせがとても素敵。
詳しく読む>> マロウ
ゼニアオイの園芸品種の‘ブルーファウンテン’。淡い青紫に濃い紫の筋が入るとてもスタイリッシュな花が、次から次へと咲きます。
詳しく読む>> ネペタ
淡い青紫の小さな花が、細い茎にたくさんついて咲きます。透き通るような花色がとても爽やか。
詳しく読む>> アスチルベ
淡いピンクのアスチルベのかわいらしさに胸キュンです。このふんわりさがアスチルベの大きな魅力です。
詳しく読む>> ペンステモン
プロのガーデナーさんに絶大な人気のペンステモン‘ハスカーレッド’。茎の黒さにご注目ください。葉もこのあとさらに黒くなります。
詳しく読む>> アネモネ・バージニアナ
長野県の観光ガーデンで咲き揃うアネモネ・バージニアナに出会いました。春咲きのアネモネや秋のシュウメイギクと異なり、花弁の先端がすっと尖っているのがちょっと大人っぽい印象で、とても優雅な花だと惚れ惚れ。
詳しく読む>> ムラサキツユクサ
ムラサキツユクサの花弁は3枚。明るい紫色に黄色のしべがよく映えます。花は1日で萎みますが、晴れの日は早く萎み、雨や曇りの日は夕方まで咲いています。
詳しく読む>> エリンジウム
水色の池を背景にエリンジウムが咲く美しいシーン。長野県のガーデンで見かけた光景は、はっとするほどきれいでした。
詳しく読む>> サルビア・ネモローサ
サルビア・ネモローサの花茎は気持ちがよいほどまっすぐ伸びます。鮮やかな青紫の小花が並ぶ花穂もとてもきれい。手前に咲いているのはバラ。丸い花と対比させると植栽の印象がぐっと強まります。
詳しく読む>> ベロニカストラム
クガイソウの仲間のベロニカストラム・シビリカム。淡い青紫の花穂が何本も並ぶと、涼しげでエレガントな雰囲気に。
詳しく読む>> スタキス
スタキス・モニエリの赤紫の花穂が立ち並ぶ奥に、濃いピンクのクナウティア。イギリスのガーデンで出会ったシーンですが、スタキス・モニエリがあることで印象が強くなっていると感じました。
詳しく読む>> アスクレピアス
鮮やかな濃い黄色の花が固まって咲くアスクレピアス・チューベローサ。耐寒性、耐暑性ともに強く、管理がしやすい宿根草です。
詳しく読む>> ハス
花弁の先端が紅色に染まる花は、気品があり見惚れるほどの美しさ。すっと尖った美しいつぼみにもご注目を。
詳しく読む>> バーバスカム
シルバー色の花茎に、涼しげなレモンイエローの花を並び咲かせる‘ポーラーサマー’。草丈が高く、株周りも大きくて存在感があり、観光ガーデンでよく利用されています。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。