季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
5月の庭で咲く「宿根草」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
アリウム・ギガンチウム
無数にも思える小さな花が10〜15cmのボール状の花房に。アリウム・ギガンチウムの個性的なフォルム(形状)とボリューム感は、一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。
詳しく読む>> ダッチアイリス
観光ガーデンでダッチアイリスが咲き揃っているのを見かけました。草丈が少し低めの‘アポロ’という品種です。
詳しく読む>> セイヨウオダマキ
日本で人気の高い‘バロー’シリーズは距がないタイプで花色が豊富にあります。うつむいて咲く姿に風情があります。
詳しく読む>> シャクヤク
切り花のシャクヤクも花屋さんでよく見かける時期ですが、自然の中で咲くシャクヤクは華やかさと同時に逞しさも感じられます。
詳しく読む>> プリムラ・ビアリー
長野県のガーデンのロックガーデンでプリムラ・ビアリーが何本も花穂を立ち上げていました。原産地はここよりもっと涼しい気候なので、冬越しするかどうかはまだわからないそうです。一年草扱いとしても咲かせる価値があるかわいらしい花です。
詳しく読む>> センテッドゼラニウム
イチゴのような甘い香りがするストロベリーゼラニウム。濃淡ピンクの花もかわいらしく、センテッドゼラニウムの中ではよく目立つ花色です。
詳しく読む>> アムソニア
日本原産のチョウジソウ、アムソニア・エリプティカは、花色のブルーが濃いめなのが特徴。星形の花が横から見ると丁の字に見えることからチョウジソウの名に。
詳しく読む>> シャスタデージー
観光ガーデンのバラが咲くアーチの下で群生するシャスタデージー。自然に群れ咲くナチュラルな景色が素敵です。暑さの厳しい土地でもちゃんと宿根して、毎年花を咲かせていることに少し驚きました。
詳しく読む>> ヒメシャガ
観光ガーデンで、ヒメシャガが上品な青紫色の花を咲かせていました。シャガより葉色が薄い緑色なので、株姿が明るい印象になります。
詳しく読む>> ヒューケラ
シルバーがかった赤紫の葉がシックで美しいヒューケラ‘シャンハイ’。この時期にはベージュ色のベル型の小花がたくさん咲いて美しい花姿が楽しめます。花のない時期はこんもりと葉が茂りますが、花期には花茎が伸びて草丈が高くなり、存在感もアップ。背後の鮮やかな赤い葉もヒューケラです。
詳しく読む>> ゲラニウム
青花が印象的なゲラニウムは、丸みのある花形も愛らしく、イギリス人に愛される花です。これはゲラニウム・マグニフィカムの園芸品種、‘ブルーブラッド’。鮮やかな青紫に黒褐色の筋が入るとてもおしゃれな花。白花の宿根フロックスとの組み合わせも爽やかで素敵です。
詳しく読む>> ジギタリス
ジギタリスは長い花穂が魅力。ピンク&クリーム色系の色合いが優しい印象。花の中の斑点もよいアクセントになっているように感じます。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。