連載「My Delicious 喜ばれる手土産」 贈り物上手のみなさんから、誰からも喜ばれるおいしい逸品を教えていただきます。今回は、文筆家・エッセイストの甲斐みのりさんにおすすめを伺います。
記事一覧へ>>
和洋折衷の多彩なフレーバーを詰め合わせ
「手土産を贈るということは、その先にある素敵な体験や時間を相手に贈るということ」と話すのは、手土産に関するエッセイを多数執筆する文筆家の甲斐みのりさん。
「ホテル雅叙園東京」内の日本画や美術工芸品をモチーフにしたクッキー缶は、まるで絢爛豪華なホテルの空間を訪れたかのような非日常を味わえます。
「持ち帰れるアート」がコンセプトのクッキー缶5000円。上から「扇絵」と「わらべ」。抹茶やきなこなどの和素材をはじめ、キャラメル&ヘーゼルナッツ、紅茶、ココアなど味わい豊かな12種類のフレーバーを詰め合わせ。
花鳥風月を描いた全5種のデザインの中から好みのものを選ぶ楽しみも醍醐味です。「缶を開けると色とりどりの美しいクッキーがぎっしりと詰まっていて、玉手箱を開けるような高揚感に包まれました。和三盆や抹茶、ごまなどの和素材のクッキーは日本茶にも合いますよ」。
甲斐さん一押しのクッキーを紅茶とともに。左から焼きショコラミルク、和三盆、いちご、山椒ココア。「爽やかな風味の山椒ココアはお酒とも合います」と甲斐さん。
朝食の締めくくりに2、3種類のクッキーを選んでいただくのが、甲斐さんおすすめの嗜(たしな)み方。日本の伝統美が込められた気品漂うクッキーとともに、一日の始まりを華やかな気分で過ごせます。「家族や友人と好みのフレーバーについて会話を弾ませる、そんな楽しい食卓の光景も浮かびますね」。
甲斐みのり(かい・みのり)さん
旅や散歩、手土産、クラシック建築、暮らしなどを主な題材に書籍や雑誌に執筆。著書に『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)など多数。
お問い合わせ/ホテル雅叙園東京 PATISSERIE「栞杏1928」
TEL:03(5434)5230