【作り方】
16:上白糖はふるっておく。小豆こしあんは6個分で120gを使用。1個20gに分けて丸めておく。蒸し器の下段に水を入れて火にかけ、タイミングよく蒸気が上がるようにしておく。
17:ボウルに上新粉、白玉粉、上白糖を入れ、水を少しずつ加えてよく練る。
18:蒸し器に固く絞ったさらし布巾を敷き、17を一握り程度の小分けにして置く。蒸し器のふたを露取り布巾で包み、強火で12分蒸す。
19:蒸し上がったら、さらし布巾ごともんでまとめる。
20:19のまとめた生地を平らにして、水を張ったボウルに1~2分ほどつけ、粗熱を取る。急冷させることで歯ごたえがよくなる。
21:水を打った台やバットの上に生地をあける。Aの水溶き片栗粉を加え、手水をつけながら耳たぶくらいの固さになるまでもんでまとめる。
22:生地を6等分にしたら、手前が薄くなるように生地を楕円形に押しのばす。中央にあんをのせて平らにし、二つに折る。あん玉にそわせるように合わせ目をしっかりおさえて閉じる。
23:蒸し器の上段に固く絞ったさらし布巾を敷き、その上にクッキングシートを敷いて22を並べ、強火で5分蒸す。途中1~2回ふたを開けて「泡切り」をする。生地の表面についた泡を消すことを泡切りといい、これをしないと表面につぶつぶができ、なめらかに仕上がらない。
24:蒸し上がったら、うちわであおいで表面の泡を取り、そのまま蒸し器の中で粗熱を取る。粗熱が取れたらラップを敷いたバットに取り出し、完全に冷ます。
25:柏の葉を洗って水気を除き、葉の手前に餅を置いて包む。
『初めて作る和菓子のいろは』では、初心者にも作りやすい和菓子から 和のおやつ、茶席の和菓子までを厳選、42のレシピを紹介しています。これだけマスターすれば和菓子上手と自慢できる、そんなテクニックと本当に美味しく作れるプロの配合をお教えしましょう。
宇佐美桂子・高根幸子(著)
定価:本体本体1,500円+税