女性のためのジュエリーお買い物学 第11回
前回、「ジュエリーの99%は使用価値で、交換価値はほとんどない」と書きましたが、交換価値を持つジュエリーが1%ほどあることはあります。今回はその条件を調べてみましょう。(これまでの
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「交換価値が高い」とはどういう意味でしょう?
ここでいう交換価値とは、「買値に対してそこそこの値段で売れる」ということです。
いくらでもよいのなら、どんなジュエリーでも素材分、貴金属分の値段にはなります。 つまり、100万円で買ったものを、10万円以下と言われても、文句がなければ、それは10万円の交換価値となるのです。
これからお話するのは、「売ろうと思った時にしかるべき値段で売れるジュエリー」とはどんなものか、ということです。
この回を最後までお読みになったら、「私には関係のない話だったわ」と思われる方がいるかもしれません。少し酷な話になりますが、事実だけを淡々と書いたのがこの回ですよ、と最初に述べておきましょう。