いろいろな事情がある5人。でも、全員の気持ちがわかる
スノーホワイツは、5人の女性にとってのデトックス。でも、江口さん自身には「これを見ると元気になれるとか、あったらいいんですけど、ないんですよ」。そして、「あったらどれだけいいことかって思います」といいます。だから、「アイドルがそういう存在になるというのも、わからなくはないです」。では、つらいときや疲れたとき、元気がないときはどうするのか聞いてみると「一人の時間ですね」という答えが。「一人になってじっとする。そうすると、なんか気持ちも落ち着いてくる」のだそうです。
さて、本作には益子のほか、セレブ主婦の桜井美佐代(栗山千明)、普通が一番だと思って生きてきた専業主婦の山田真美(安達祐実)、美人エリートで会社経営者の隅谷 雅(平井理央)、経済的に妻に依存する夫を持つ落ち目のBL作家・片岡真弓(富山えり子)が登場します。この5人の中で江口さんが共感できるキャラクターはいるのでしょうか。
「わりとみんなに共感できますよ。全員の気持ちがわかるんです。たぶん観てくださる方もそうなんじゃないかなと。子供、会社経営、旦那の浮気……。それぞれにいろいろな事情があるけれども、彼女たちが傷ついたり、悲しんだり、立ち直ったりする姿には、みんな共感できる気がします」
自分に近いのは「片岡さんかな。思ってることを表に出せずに、妄想して自分の中で消化するところが似てる気がします」と江口さん。