【作り方】
1:豚肉にAをまぶし、よくもみ込む。密閉できる保存袋に入れ、冷蔵庫で一晩おく。漬け込み期間は1週間位まで。長いほど熟成・発酵して旨味が増す。
2:バットにペーパータオルを敷き、豚肉をのせて水気をきる。調味液はソースに使うのでとっておく。
3:小鍋に調味液を入れて強火にかける。あくの固まりが出てきたら、ざるにペーパータオルをのせ、こす。これがソースになる。
4:フライパンに豚肉の脂身を下にして立て、中火で焼く。美味しそうな焼き色がついたらいったん取り出し、脂を捨てる。
5:フライパンをきれいにしたらサラダ油を強火で熱し、盛りつけて上になる側から焼く。すぐに火を弱め、フライパンの上を滑らせるように動かし、常に肉の下に油がある状態を保ちながら焼く。筋切りをしない肉は浮いてくるので真ん中を押さえる。押さえるのは最初だけで、やりすぎると美味しい肉汁が出てしまうので注意。
6:美味しそうな焼き色がついたら裏返し、同様に裏面を焼く。真ん中あたりを押してみて、赤い半透明の肉汁が出てくれば焼き上がり。焼き色が薄いときは火を強め仕上げる。豚肉を取り出し、1.5cm ほどのそぎ切りにする。
7:ソースを作る。6のフライパンの脂を捨て、3のソースを入れて弱火にかけ、ひと煮立ちさせる。
8:皿に6の豚肉を盛り、7のソースをかける。
『ル・マンジュ・トゥー 谷 昇シェフの ビストロ流ベーシック・レシピ』は、フレンチの賢人・谷 昇シェフに習う、一生ものの極旨レシピ。1つのメニューを作りながら料理のコツや素材の扱い方がマスターでき、アレンジレシピまで習得できます。メニューは極めてオーソドックスなものばかり。ハンバーグやオムライスなど誰もが作りたい、食べたい人気の洋食からフレンチの本格ビストロ料理まで。
谷 昇(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/原 務