「分とく山」野﨑洋光さんいわく、寒い冬に終わりを告げ、草木が芽吹き、生命が生き生きとしてくるこの季節に、その食材の持つパワーをいただくのが春の料理の醍醐味だそう。また、菜の花やふき、木の芽の若緑色、じゃがいもの薄黄、桜色の鯛など晴れやかな色を生かして、献立も春のウキウキした気分を映した彩りを大切にすること。うどやふきのとう、つくしなどの山菜や、木の芽などの香り野菜が持つ爽やかな苦み生かすこと。本日ご紹介する、「ふきとしらすの炊き込みご飯」、「はまぐりの潮汁」、「鯛の木の芽焼き」、「豚肉の沢煮」という献立は、すべての春らしさを満たしています。鯛やはまぐりなど、お祝いの席にもぴったりですね。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 作りやすい分量】
・米 2合(360cc)
・水 300cc
・薄口醤油、酒 各30cc
・ふき 1本
・しらす 50g
・塩 適量
【作り方】
1:米は洗って水適量(分量外)に15分浸け、ざるに上げて15分おく。
2:炊飯器に1 、分量の水、薄口醤油、酒を入れ、早炊きモードで炊く。1で米に芯まで水を含ませているので、早炊きモードにする。普通モードで炊くと水っぽくなるので注意。
3:ふきは鍋に入る大きさに切り、多めの塩をまぶして板ずりする。熱湯で2分ゆで、冷水にとって皮をむき、斜め薄切りにする。
4:ご飯が炊き上がったら3としらすを散らし、5分蒸らす。全体にざっくりと混ぜる。