【作り方】
1:タルト生地を作る。ボウルにAを入れて混ぜ、バターを加え、指ですりつぶすようにして、そぼろ状になるまで混ぜる。
2:Bを加え混ぜ、表面がなめらかになるまでこね、2等分する。丸めてラップで包み、手のひらで押して平らにし、冷蔵庫で2時間置く。
3:打ち粉をして、麺棒で生地を3mm厚に伸ばし、タルト型に敷き込み、フォークで底に数カ所穴を開け、冷蔵庫で30分置く。
4:クッキングシートとタルトストーンをのせ、180℃のオーブンで20分焼く。ストーンとシートを外し、再びオーブンで約5分焼き、冷ます。
5:マスカルポーネ・カスタードを作る。バニラビーンズを縦にさいて種をこそぎ出し、残りのさやと牛乳と共に鍋に入れ、沸騰したら火を止め、フタをして蒸らしておく。
6:ボウルにCを入れて泡立て器でよく混ぜ合わせ、強力粉を加えて混ぜる。
7:ボウルに先ほどの牛乳を少しずつ加え混ぜ合わせる。
8:鍋に戻して中火にかけて、焦がさないよう絶えず木べらを鍋底に当てて混ぜ、とろみがついて重い手応えの状態になるまで加熱する。
9:ザルで漉して大きめのボウルに入れ、表面にラップをはりつけ、ボウルを氷水に当て冷ます。冷蔵庫で冷やす。
10:カスタードをゴムべらでほぐし、マスカルポーネを加え(写真)、混ぜ合わせる。
11:Dを九分立てに泡立て、混ぜ合わせる。
12:白ワインのジュレを作る。鍋にEを入れ、沸騰したら火を止め、2~3分後にゼラチンを加えて溶かす。
13:保存容器に入れて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしかためる。
14:タルト生地にマスカルポーネ・カスタードを流し入れ(写真)、表面をならし、フルーツ各種を適宜カットして盛る。白ワインのジュレをスプーンでくずしながら取り、フルーツの上に散らす。ペパーミントの葉を飾る。
『酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』は都内でも珍しいチーズ料理の専門店、酪農農家ビストロ「スブリデオ レストラーレ」吉田健志シェフによるレシピブック。基本はスイス、フランス、イタリア、英国などヨーロッパ酪農国の伝統料理ですが、日本でも作りやすいよう工夫をこらしています。併せてチーズのおつまみなど、簡単アレンジのアイデアコラムも紹介します。レシピに使用したチーズ45種の詳解つき。
吉田健志(著)
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撮影/工藤雅夫