京都で嵐電を舞台に映画を撮ると聞いて、「ぜひやりたい」と即答
これまで度々、京都に足を運んでいる井浦さん。今作の舞台になっている嵐電にも、何度も乗ったことがあるそうで、「ちょうど撮影現場になった太秦広隆寺の駅も、(以前)降りて広隆寺に行ったりしていたので、うれしかったですね」。加えて、鉄道好きでもある井浦さんにとっては、「嵐電の音を聞きながらずっと仕事できるって、すごく幸せな現場」だったといいます。
「嵐電を舞台に映画を撮ると聞いて、ぜひやりたいですってすぐに返しました。鈴木卓爾監督とある現場で一緒になったときに、“ちゃんと事務所を通してオファーしようと思っているんだけども、ちょっと見てもらいたい脚本があるので送ります”っていう話をされて。どういう話ですか?って聞いたら、“嵐電をテーマにして何世代かの男女を描きたい。嵐電はキーだから、それを撮りながらです”っておっしゃるんで、絶対やりたいですってそのときにはもう言ってました」
残念ながら劇中では「僕はほぼほぼ(嵐電に)乗ってないんですよ」と井浦さん。でも、「(撮影中に)移動で隣の駅に、とか、嵐電に乗って現場に向かったりもしていましたし、ありがたいことにずっと嵐電沿線での撮影なので、カーブから現れてくる嵐電を見ながら、その音を聞いて、去っていく姿をて……。撮影中も楽しんでいました」。
鉄道は「乗るのも見るのも好き」だという井浦さんは、撮影のないときに「嵐電沿線から離れたあたりに行ってうろうろしていました」。