石井ふく子さんが演出する明治座作品を中心に、コンスタントに舞台に出るようになったのは、40代後半から。
「場数も引き出しも少ないので、もっともっと経験を積んでいきたい。25歳で女優デビューした頃の気分と、ちょっと似ていますね」と笑う。
とにかくがむしゃらだったデビュー当時、先輩女優陣にいわれた「40代、50代になったら、芝居が本当に楽しいと思えるようになるわよ」という言菓が、54歳になった今はよくわかると話す。
「とはいっても、石井先生や橋田壽賀子先生から見れば、私なんてまだ、ひよっこ(笑)。今回の一座にもお兄さんがたくさんいらっしゃるので、疲れたなんていっていられません。“もう54歳”ではなく“まだ54歳”をモットーに、これからも笑顔第一でいろいろなことを吸収していきたいですね」
高島礼子(たかしま れいこ)
1964年、神奈川県出身。88年にデピュー。2001年に日本アカデミー賞優秀助演女優裳を受賞。出演するテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「白い巨塔」が2019年5月22日より5夜連続放送予定。
熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第6弾
『東京喜劇 翔べないスペースマンと
危険なシナリオ ~ギャグマゲドンmission~』
新橋演舞場2019年5月31日~6月26日
1等席1万1000円ほか チケットホン松竹
電話:0570(000)489
作/吉高寿男
出演・構成・演出/三宅裕司
出演/渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博・深沢邦之(交互出演)ほか
ゲスト/高島礼子、橋本マナミ
表示価格はすべて税込みです。
取材・構成・文/岡崎 香 撮影/合田昌弘 へア&メイク/石川奈緒記 スタイリング/村井緑
「家庭画報」2019年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。