ファッション性も意識した、編集長の帯締め効かせ技
つづいてきものSalon古谷編集長にも選んでもらうことに。編集長、初心者にもできる効かせ技で帯締めを選んでください!
鎌倉組「水鏡」(右)と冠組「唐衣」(左)です。どちらもモダンでおしゃれな雰囲気ですが、果たして私の帯に合うのでしょうか!?
古谷編集長(以下、古谷)「そうね、この帯にファッション性もふまえて帯締めを選ぶとしたらこの二本かな。いろいろな帯にも使えると思うよ」
他の帯にも使えるとは、帯締めの本数が少ない初心者には嬉しい限りです!
まずは写真右の鎌倉組「水鏡」。帯に全くこの色は入っていないのに、帯の上に置いてみると……。
とっても素敵! 現代的でファッション性の高い雰囲気になりました。相澤さんがおっしゃっていた通り、置いてみないと分かりませんね。そしてもう一本が冠組「唐衣」。
古谷「この冠組の紺ローズはきものSalon編集部内でも評判の万能の一本。どんな帯にも不思議と似合ってしまうのよね」
実はこの帯締め、古谷編集長が締めているのを見たときから私も憧れております! ローズと濃紺というコントラストの強い色に白をはさむことで、美しい調和が生まれています。
古谷「E子はいただいたきものが多いだろうから、ミントグリーンやローズなど
モダンな色の帯締めを選ぶと、今っぽい着こなしになると思うよ」
祖母や母からのきものをメインに楽しんでいる私に必要なのが「現代風」、「ファッション性」。この二本は私にとって大活躍の帯締めになる予感大です!
帯締めの正解、ひとつではありませんでした
先輩方は帯と帯締めの色の相性を考えることはもちろん、年齢や着る時期、着ていく場所、どう見せたいかなどを考えて帯締めを選んでいました。相澤さんの自分を引き上げる一本、そして古谷編集長が選んでくれたファッション性の高い帯締めを見て、選び方の正解はひとつではないと確信です。ありがとうございました!