「バラエティに富んだカンパニー。稽古が楽しみです」——藤木直人
太宰 治の未完の遺作『グッド・バイ』をベースに、日本演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんがスピード感あるコメディとして書き上げた『グッドバイ』。KERAさん自身の演出で2015年に上演され、数多くの賞に輝いたこの傑作が、新たな演出と出演者で年明けから上演される。
今回演出し、出演もするのは、かつて座長を務めていた劇団「そとばこまち」でも脚本や演出を手がけていた生瀬勝久さん。そして主人公を演じるのは、初演の舞台を劇場で観ていたという藤木直人さんだ。
「出演のお話をいただいてすぐに、めちゃくちゃ面白かったあの作品だ!と思い出しました。重たい世界観の作品なのかなという勝手な想像に反して、ほかのお客さんも笑いに笑っていて。
まさか、その作品に自分が出るなんて。初演の面白さを思うとハードルの高さも感じますが、参加できて純粋に嬉しいです」