ロンドンのコベントガーデンにある英国ロイヤル・バレエ団のスタジオで稽古をしている高田 茜さん。――最後に、英国ロイヤル・バレエ団の特徴を教えてください。
英国は演劇の国なので、バレエのレパートリーもシェイクスピア作品など、演技力が求められるのが特徴だと思います。私自身もドラマを踊りで表現することの大切さを先輩方から学びました。
バレエといえばテクニックの必要性ばかりが目立っているかもしれませんが、劇的なドラマを表現する芸術でもあります。それをご納得いただけて、しかも英国ロイヤル・バレエ団の持っている魅力が詰まっている内容になっています。
2日間お越しいただければ全演目を制覇できます!それが素敵な作品との出会いにも、素晴らしいダンサーとの出会いにもなりますので、ぜひご覧いただければと思います。
小林ひかる/Hikaru Kobayashi
3歳からバレエを始め、15歳のときに日本人で初めてパリ・オペラ座バレエ学校に留学。その後はフランスのカンヌ・ジュヌ・バレエ、チューリッヒバレエ団、オランダ国立バレエ団に所属。2003年にファースト・アーティストとして英国ロイヤル・バレエ団に入団し、2009年にファースト・ソリストに昇格。『眠れる森の美女』のオーロラ姫や『くるみ割り人形』の金平糖の精などのクラシックバレエ作品はもとより、幅広い役でその存在感を示し、2018年に英国ロイヤル・バレエ団での15年間の活動に終止符を打った。
「輝く英国ロイヤルバレエのスター達」
Part1 Dynamism ロイヤルゆかりの作品が誇るダイナミックな妙技を
Part2 Personal Emotion ダンサー自身が想いを表現できる作品を自ら厳選
Part3 Mystical Being バレエ作品で語り継がれる物語
※全3公演を通して、Part1、2、3というテーマごとに分かれたプログラムから1公演につき2プログラムを上演します。
日程/
2020年1月31日(金) 19時開演 Part1&2
2020年2月1日(土) 13時開演 Part1&3
2020年2月1日(土) 17時開演 Part2&3
会場/昭和女子大学 人見記念講堂
チケット料金/S席1万5000円 A席1万2000円 B席9000円 車イス席1万5000円
お問い合わせ/インフォメーションダイヤル 電話0570-035-061
出演者/英国ロイヤル・バレエ団(ローレン・カスバートソン〈プリンシパル〉、ヤスミン・ナグディ〈プリンシパル〉、高田 茜〈プリンシパル〉、フェデリコ・ボネッリ〈プリンシパル〉、平野亮一〈プリンシパル〉、ワディム・ムンタギロフ〈プリンシパル〉、メリッサ・ハミルトン〈ファースト・ソリスト〉、マヤラ・マグリ〈ファースト・ソリスト〉、ウィリアム・ブレイスウェル〈ファースト・ソリスト〉、アクリ瑠嘉〈ファースト・ソリスト〉)
芸術監督/小林ひかる
https://www.royal-ballet-stars.jp/ 撮影/坂本正行(世界文化社) 取材・文/山下シオン