唯一無二の存在感で、どんな役を演じていても観る人に強い印象を残す松田龍平さん。本作では主人公・今野の同僚・日浅を演じる。名前を呼ばれてびっくり。まさか賞をもらえるとは……
心を許した友との出会いと別れ、いなくなった友の本当の姿を探しながら喪失と向き合って再生していく主人公を描いた小説『影裏』。自身の出身地である盛岡を舞台にしたこの小説に心を奪われた大友啓史監督が、綾野 剛さんと松田龍平さんを迎えて映画化。転勤で盛岡に移り住む主人公・今野秋一を綾野さん、その友となる日浅典博を松田龍平さんが演じています。
昨年12月、中国で開催された第2回海南島国際映画祭コンペティション部門に映画『影裏』が出品され、ベストアクター(最優秀俳優賞)を松田さんが受賞。発表時はきょとんとした表情を見せていた松田さん。「名前を呼ばれたときは、びっくりしました。まさか賞をもらえると思ってなかったので……。“嘘でしょ?”っていうリアクションになってしまいましたね(笑)」と振り返りつつ、日浅役について「どんな奴なのか、見えない部分が多かった」と明かしました。