ここがすごい！
千葉大学医学部附属病院 注目すべき3つのポイント
1．高度急性期医療体制をさらに充実2021年1月に地上6階、地下3階の中央診療棟がオープンする予定。最新鋭のハイブリッド手術室、放射線診断・治療装置の導入、集中治療センターの新設など病院機能のさらなる充実を図り、ワンランク上の高度急性期医療の提供を目指しています。
2．複数の臓器移植に対応する稀有な存在複数の臓器に対応できる医療機関が少ない中、心臓、肺、肝臓、腎臓に対する移植医療に積極的に取り組んでいます。特に心臓や肺の移植を行える施設は、全国にそれぞれ10か所程度で、両方できるのは同大学病院を含め4か所だけです。
3．コロナ対策でオンライン診療を開始コロナ禍でも一般診療が止まらないよう全科で電話による再診を実施し、受診せずに最寄りの薬局で薬を受け取れるシステムに。2020年6月にはオンライン診療による「セカンドオピニオン外来」を総合診療科でスタート。認知行動療法センターでも実施しています。
名医の素顔にフォーカス
千葉大学医学部附属病院 病院長
内分泌代謝・血液・老年内科学教授
横手幸太郎先生Q 趣味は？気分転換と健康のために行っているゴルフです。県内には素晴らしいゴルフコースがあるので、もっぱら地元でプレーしています。
読書も好きで、若い頃は司馬遼太郎の小説を片っ端から読み漁りました。病院経営に携わるようになってからは経営関係の本を読むことが多くなりました。
Q 医師を目指した理由は？当初は弁護士か外交官になりたいと法学部を目指していましたが、生物の授業で細胞の働きや生命の営みに興味を持ち、学んだ知識をそのまま人々の健康や社会に役立てられる医学部に志望を変更しました。
内科を専門としたのは医学生時代に「老化」とそれに伴う病気に関心を持ったからです。よき師、よき先輩に導かれ、早老症の解明に挑めたことに感謝しています。
Q 座右の銘は？「我事におゐて後悔をせす」。宮本武蔵が著した『独行道』という書物に出ている言葉です。
剣道をやっていた高校生のときに、この言葉に出会って以来、人生の壁にぶつかるたびによみがえり、前進する勇気をもらっています。
写真提供／千葉大学医学部附属病院Information
千葉大学医学部附属病院
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
- ■受診について 受診を希望する場合は原則、かかりつけ医などによる紹介状（診療情報提供書）が必要。一部の診療科では紹介状がなくても受診可能だが、初診料のほかに保険外併用療養費制度にもとづき、1万1000円の自費がかかる。詳細については、病院のHP「ご来院の皆さまへ・外来のご案内」をご覧ください。
表示の受診料は税込みです。
取材・文／渡辺千鶴 撮影／八田政玄
『家庭画報』2020年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
