ハイクレア城に暮らす ドラマ『ダウントン・アビー』で一躍脚光を浴びた英国ハイクレア城。その城に今も住む第8代カナーヴォン伯爵家の人びとのライフスタイルを、英国フリーライター山形優子フットマンが取材。貴族の暮らしに息づく英国文化をご紹介します。水曜更新。
(今までの連載はこちら) 英国ハイクレア城に暮らすVol.1
広大な敷地に建つハイクレア城。ドラマ『ダウントン・アビー』で一躍有名に。 ロンドンから車で西へ約1時間半、そこは豊かな自然の懐ハンプシャー州。丘の上に弧を描くように続く1本道を進むと、忽然と目の前に荘厳な風貌の古城が姿を現します。
ドラマ『ダウントン・アビー』でおなじみの館の本当の名前は「ハイクレア城」。5000エーカー(約20平方km)という広大な敷地内には農地と牧場もあり、石器時代から人が住んでいた跡も残っているそうです。
英国の聖域、そんな形容がぴったりのこの城には今も実際に、第8代カナーヴォン伯爵家の人々が、暮らしています。
これからお届けするのは、英国でフリーライターをする私、山形優子フットマンが、現・伯爵夫人であるレディ・フィオーナに取材した、「本物のダウントン・アビー」の物語です。毎週月曜日、古き良き伝統と現代が交差する英国貴族のドラマをご覧ください。