デビュー作で日本アカデミー賞新人俳優賞、報知映画賞新人賞を受賞した三浦貴大さん。安定した演技に定評がある若手実力派の一人。監督の思いが反映された芝居で主人公・高野雅哉を演じる
初めてメガホンを取った作品『平穏な日々、奇蹟の陽』で、アジア最大の国際映画祭であるショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014のジャパン部門ノミネートを果たした榊原有佑監督。元理学療法士という特異な経歴を持つ榊原監督が長編2作目の主人公に据えたのは、理学療法士の高野雅哉。自身の実体験をもとに、命の物語を綴りました。高野役を演じたのは、三浦貴大さん。
「芝居について、そう多くのことを言われてはいないんです。でも、監督はこの作品に対する思いが明確にあって、何を伝えるためにこの作品を作るのかという話をしていただいたこともありますし、映画に描かれているような状況に陥ったときには“僕はこう思った”という話もしてくれて。その監督の思いがすごく反映された芝居になっているような気はします」
榊原監督と三浦さんは、同年代。「監督と年齢が近いといろんなことを話したり、飲みに行ったりもできるし、そういう面ではとてもやりやすいですね」と言い、今回も撮影中はもちろん、クランクアップしてから時間が経過した今でも飲みに行くことがあるそうです。