舞台出演は、2018年の『民衆の敵』(作/ヘンリック・イプセン 演出/ジョナサン・マンビィ)以来、約1年ぶりとなる。NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』『ひよっこ』などの脚本で知られる岡田惠和さん。登場人物たちに向けられた、優しく温かなまなざしが印象的な人気脚本家が、大人の男女を描いた舞台『不機嫌な女神たちプラス1』が10月から上演されます。田舎町のはずれに開店したカフェで再会した和久井映見さん、西田尚美さん、羽田美智子さん扮する同級生の女性3人と、そこに現れる“プラス1”の男の物語です。この“プラス1”を演じる谷原章介さんに話を伺いました。
――岡田惠和さんの書き下ろしとなる本作品。谷原さんは岡田作品に対して、どんなイメージをお持ちですか。「僕自身はこれまでご縁がなかったんですが、朝ドラの『ひよっこ』はとても好きなドラマでした。長いスパンの物語だけに、登場人物の輪郭がより立体的に描かれていて、そこがとても魅力的で。僕の勉強不足なのかもしれませんが、岡田さんというと、そういった映像作品のイメージがあったので、正直、最初に舞台の脚本を書かれると聞いたときは驚きました。演出でもまた印象が変わってくると思いますし、岡田さんが書かれた舞台の世界に入れるのが楽しみですね」