そして山羊座30度は、“秘密のビジネス会議”というシンボルです。「全世界を支配しているのはごく“少数の人間”で世界情勢を会議で決めている様子」が描かれています。かなり陰謀論的な過激な物語の例えですが、「ここで一つ経済発展のためにちょっとした紛争を企てるか?」みたいな内容が綴られたシンボルです。今の時代に例えるなら、会社の経営を立て直すために「ここで3000人リストラするか?」みたいなことと同じです。そして、その仕切られ管理された環境に、それぞれが何かしらの限界を感じるという運勢というわけです。
ちなみに、真反対に位置する蟹座の30度は、“アメリカ革命の娘”というシンボルです。これは他の共同体と比較し、判断できていない様を表しています。アメリカに育ってアメリカに暮らしている人は、アメリカがどんなに筋違いなことをしても、「アメリカ最高」と自画自賛しています。そして、30度はそこに限界を感じるという内容です。ちなみにこれは日本でも韓国でもどの国も同じです。
蟹座が自画自賛的なバカバカしさに気づくとしたら、山羊座は仕切る、仕切られる、管理されることへのバカバカしさに気づくということになります。例えば国家とか会社とか、そこの枠や箱の中に入れられた人は、そこで決定されたことに従わざるを得ません。でも、「次の水瓶座的(広い視点)な基準」からすると、大きく間違っているものがたくさんあることに気づき始めます。現に芸能界などの問題はその流れの象徴のような気がします。
そういう山羊座の悪い面や否定的な要素が、今後ますます表面化してくるという時期だと考えてください。