季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
1月の庭で咲く「多年草・宿根草」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
ニホンズイセン
ニホンズイセンの葉は幅が細く直線的に伸びます。そのシャープな葉を背景に咲く姿をそのまま部屋に飾りたくなります。
詳しく読む>> スノードロップ
長野県のガーデンの2月中旬、雪の中から咲き出すスノードロップを見て「雪の滴」という花名のふさわしさを実感しました。
詳しく読む>> 早咲きの原種系スイセン
長野県にあるロックガーデンで咲くバルボコディウム。石との組み合わせのせいか、山野草のような風情もあり、とても魅力的なシーンでした。
詳しく読む>> 宿根ネメシア
寄せ植えに使われていた‘チョコバナナ’という品種の花色がとても印象的だったのでアップでどうぞ。これは少し花色が淡めですが、本来は上弁が赤紫、下弁が黄色のバイカラーです。上弁の赤紫がかなり濃く出ているときは、まさにチョコバナナの色合わせ!
詳しく読む>> ダスティーミラー
葉に深い切れ込みが入る‘シルバーダスト’。株がコンパクトにまとまります。
詳しく読む>> オステオスペルマム
最近のオステオスペルマムは、しゃれたグラデーションをもつ品種が多く登場しています。そんな品種を利用したハンギングバケットに出会いました。明るく優しい花色合わせにセンスのよさを感じます。
詳しく読む>> 宿根イベリス
白花がいくつも集まって丸い花房になるのがキュート。一つの花の花弁は4枚ですが、上の2枚が大きくなるので、花房全体が1輪の花にも見えます。
詳しく読む>> エラチオールベゴニア
八重咲きのエラチオールベゴニアはボリューム感もたっぷり。これは植物園の温室で見かけた、摘み取った花を水鉢に浮かべたディスプレー。くすみのない鮮やかな花色がとてもきれい!
詳しく読む>> カランコエ
イングランドの花屋さんでもカランコエの鉢を売っていました。赤、オレンジ色、ピンク、どれも小さいながら八重咲きの花が咲いていました。1ポット=6ポンドで、2ポットなら10ポンド。イングランドでも複数買うとお買い得になるのですね。
詳しく読む>> シャコバサボテン
シャコバサボテンといえば鮮やかなピンクが定番。これは花弁の中心に白が入る‘カミーラ’という品種。(写真/PIXTA)
詳しく読む>> ストレプトカーパス
ストレプトカーパスは花色も豊富にあります。淡い紫色は‘スピリット’、ブルーは‘ディナス’、白は‘マッセンホワイト’という品種。上手に育てると数年咲いてくれるので、インテリアに似合うテイストの鉢に植え替えて楽しむのがおすすめです。
詳しく読む>> バイカオウレン
バイカオウレンの花は端正でとてもきれい。白い花弁に見えるのはがく片で、じつは黄色のスプーンの形をした部分が花弁。キンポウゲ科の花には、花弁が変形して蜜腺になったものがよくあります。(写真提供/PIXTA)
詳しく読む>> クモマグサ
こんもり茂る葉の上に花茎を立ち上げ、かわいらしいピンクの花をたくさん咲かせます。セイヨウクモマグサにはコケクモマグサという別名もあり、私が苔盆栽のようだと感じるのも間違いではないようです。
詳しく読む>> フクジュソウ
枯れ葉のたまる地面に鮮やかな黄色の花が咲くと、そこだけ日差しを集めたように明るくなります。ふっくらした丸い花を見ていると、思わず顔がほころびます。
詳しく読む>> シクラメン・コウム
落葉樹の根元で咲くシクラメン・コウム。大きなシルバーリーフに濃いピンクの花。この対比がとてもチャーミング。
詳しく読む>> セツブンソウ
落葉樹の落ち葉の中から咲き出すセツブンソウ。各地にセツブンソウが群生する名所があるので、一度見に行ってみるのもおすすめです。
詳しく読む>> ネリネ・ボーデニー
少しだけ青みがかったピンクの花は大人っぽさを感じさせる花色。繊細な花形もしゃれていてエレガントな雰囲気です。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)(1月25日公開予定)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。