体にとって大切なものは朝に摂るのが君島家のルール
十和子 それにしても、あなたが高校でいきなりダンス部に入ったときは驚いたなあ(笑)。中学はクッキング部だったのにね。
幸季 自分でも真逆の選択だったと思う(笑)。小学生の頃、お姉ちゃん(憂樹さん)の真似をしてバレエを始めたけれど、楽しくなくなってしまいやめて以来、ダンスとは無縁だったのにね。でも、高校になってダンス部を見学したとき、こんなふうにステージに立ってみたい、やるなら今しかないって思ったの。部活は朝から晩までお休みもほとんどなくて大変だったけど、自分たちで踊りや構成を考えて、練習を重ねて全国大会まで行くことができて、挑戦して本当によかった。
「高校生の時の部活が娘の芯の強さを伸ばしてくれました」──十和子さん
君島十和子(きみじま・とわこ)さん
1966年東京都生まれ。FTCクリエイティブディレクター。2女の母。雑誌の専属モデルや女優として活躍。結婚を機に芸能界から引退するも、美容意識の高さから各女性誌で取り上げられる。現在はメディアで活躍しながら自身のSNSでも飾らない姿を発信。
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十和子 確かに、高校であなたのフェイズがガラッと変わったね。ママから見たら、あなたは何をするにも慎重派で努力家。そんなあなたにチャレンジ精神が出てきたもの。
幸季 チャレンジするときに、ママのサポートは心強かった。毎日お弁当を作ってくれたり、ダンスの衣装作りを手伝ってくれたり。幼稚園の頃からそうだったね。学芸会で私が妖精の役をやることになったとき、カチューシャを可愛くデコレーションしてくれたの、すごく覚えてる。
十和子 そんなこともあったかしらね(笑)。ママとしては、自分の仕事の忙しさを言い訳に、あなたにあまり手をかけてあげられなかったんじゃないかなって今でも思っているんだけど。ただ、お弁当作りは高校まで続けたね。女の子は量より見た目だから、彩りを工夫して、お野菜を多めにして、食べやすさも考えて。
幸季 食事の大切さは、ママから教わった大事なことの一つだと思う。
十和子 食事といえば、私たちは朝、何を摂るかを大事にしているよね。
幸季 ママの影響で、私も朝の健康ルーティンができました。ルーティンの後に私は時々、アサイーボウルを作って食べることもあるけど、ママは絶対に冷たいものは口にしないね。
十和子 ママも若いときは起き抜けにカプチーノを飲んだり、果物をたくさん食べたりしていたわよ。でも今はカフェインや糖質を朝いきなり体に入れると血糖値がポーンと上がって日中も上がりやすい状態が続いちゃうからね。ママは美容の仕事をしているから、お薬を飲みながら美容は語れない。美しさのベースは健康。やっぱりできる努力はしていかないとね。
幸季 そこはすごく見習いたい。私も美容とお洋服が大好きだから、将来はそれに関連することをやっていきたい。まだまだいろんなことが経験不足だから、今日みたいにママと一緒に並ぶからには、少しでも近づけるようになりたいし、そのためにピラティスを続けたり、食生活を整えたりして、自分の土台をつくらなきゃって今すごく思ってる。