さまざまな選択肢から豊かな未来をつかんでほしい
幸季 今日のために家族のアルバムを見返していて、私、小さい頃からママのお仕事の現場によくついていっていたんだなって改めて思った。そんなとき、ママはお行儀に厳しかったよね。
十和子 現場にはいろんな方がいるから、社会のルールは意識的に伝えるようにしていたかな。
幸季 そうね、ママは私が子どもの頃からお仕事をしていたけど、私にとっては「美容家」というより「お母さん」。でも今振り返ると、美容家としての視点で健やかに生きるための土台をつくってくれたんだなと思う。バレエとかピアノとか、いろんな習い事をさせてくれたことも今思えば感謝。やめちゃったバレエも、もっと続けておけばよかったなあってダンス部に入ってから思ったし、私としてはママのいうことは正しいんだって、今でも思ってしまうところがあるよ(笑)。
「母は、私の人生の扉をいつも開いてくれる人」──幸季さん
君島幸季(きみじま・みゆき)さん
2001年東京都生まれ。君島家の次女で、現在大学4年生。十和子さん顔負けの美容好きで、将来は美容にかかわる仕事に就きたいとの夢を持つ。この春からフランスに留学予定。
ワンピース6万9300円/アデリー(オフィスサプライズ)TEL:03(6228)6477 靴/スタイリスト私物
十和子 そんなあなたが今年の春からはフランス留学。将来を見据えて、自分で留学を決めたことがとても嬉しいの。人生にはいろいろなことがあるけれど、勇気を持って外の世界に出て、いろんな経験を積みながら生き抜く強さを身につけてね。