箱根にはいい温泉旅館がいくつもあります。でも、「エスパシオ 箱根迎賓館 麟鳳亀龍」は、それらとは一線を画す存在。優雅さとおもてなしとくつろぎの中に、ミステリアスでドラマチックな要素がほんのひと匙。箱根の谷間にひっそりと佇む9棟のプライベートヴィラは、今までにない気配に満ちています。
到着するなり驚かされるのは、ヴィラ棟へのアプローチ。訪れた人は、箱根の緑深い谷間へいざなう専用の渓谷電車(モノレール)へと案内されます。山肌に沿ってぐんぐんと下ること数分。降り立った目の前には、喧噪から切り離された見たこともない箱根の景色が広がります。
ヴィラは9棟。「麒麟」「鳳凰」「亀」「龍」を箱根四神とし、和紙や組子、唐紙、漆、漆喰といった日本の伝統工芸技術を極めた作家たちによる吉祥をモチーフとしたアートが、それぞれの客室を彩ります。1つとして同じ棟はなく、すべてのヴィラにリビングダイニングやベッドルーム、内風呂と露天風呂、プールが備わり、うち6棟はサウナも設置されています。
各部屋のお料理の監修を任されたのは、ミシュラン一つ星も獲得する京都の名店「やま岸」。京料理の伝統と茶懐石のおもてなしの精神を軸に、箱根の豊かな自然の恵みを活かした、ここでしか味わうことのできない豊かな食体験を提供します。
箱根七湯の中でも、幻と称されるほどに希少な堂ヶ島温泉の源泉を、純度100%のまま各部屋にかけ流していることも特筆すべきところ。まさに身も心も解きほぐされるような時間がここには流れているのです。