〔特集〕軽井沢を選ぶ理由 名門避暑地、軽井沢の人気は高まる一方です。従来型の別荘需要にとどまらず、定住者が急増していることが最近の大きな傾向です。自然に親しむライフスタイルを愉しむ人々、そして軽井沢通の間で評判になっている美味処やスポットなど、ますます活気づく軽井沢の最旬の魅力を紹介します。
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名門避暑地を愉しむ
話題のスポット&美食の新潮流
いつ訪れても新しい出会いと発見がある軽井沢。豊かな自然と、避暑地としての長い歴史と格式が、“新しい何か”を生むパワーを引き寄せているのかもしれません。今年の夏訪ねたい、“軽井沢の今”をお届けします。バラエティ豊かな食文化を受け入れる軽井沢の人々の好奇心やフットワークの軽さこそが新潮流を生み出す源。本格薬膳料理や名建築レストランなど今年も多彩な軽井沢の美食処をご案内します。
旬の伝統野菜と贅を尽くした食材の美しきハーモニー
邑(軽井沢)
コースのメインは、信州牛のサーロインを目の前で炭火焼きに。有田焼の華やかなオリジナルの器も料理を引き立てる。
軽井沢駅の程近く、メインストリートから一歩入った通りに翻る若紫色の暖簾。2023年初夏にオープンしたカウンター8席の「邑(むら)」は、すべてに贅を極めた口福時間が過ごせると軽井沢の美味好きに話題の創作和食店です。
長野県産のパプリカ「ガブリエル」を茶碗蒸し仕立てにし、ウニとキャビアをトッピングしたスペシャリテ。
山形村の松本一本ねぎ、佐久市の姫人参など長野各地から伝統野菜が届く。
コースはおまかせのみ。キャビアや松阪牛など全国から仕入れた極上素材とともに、時にさりげなく、時に存在感たっぷりに輝くのは、選び抜かれた地元の食材。
長野県で古くから育てられた伝統野菜や優しい脂のうまみが光る「信州牛」、小諸の老舗米店が店のために特別精米した「五郎兵衛米」──。一流和食店で研鑽を重ね、軽井沢での料理歴も長い岩間幸次料理長が素材の魅力を丹念に引き出し、ここでしか味わうことのできない逸品を作り出しています。
長野が誇る銘醸ワインやフランス、カリフォルニアのワインが充実しているのも見逃せません。
邑住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東18-20
TEL:0267(48)6040
営業時間:17時~
定休日:不定休
料金:おまかせコース5万円~
※3日前までに要予約
(次回へ続く。
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