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【最高の宿、感動のホテル】今求められる、世界基準のラグジュアリーとは?

2024.09.17

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〔特集〕最高の宿、感動のホテル 世界からも高評価を受けている、日本の宿とホテル。そこには、日本が誇る“おもてなし”の文化が息づいています。自然の中のリトリート、五感を刺激するアートなホテルや心と体を癒やすウェルネスのホテル、土地の恵みをいただく美食の宿など、家庭画報が取材し厳選した宿とホテルを、最新情報とともにご紹介します。

・特集「最高の宿、感動のホテル」の記事一覧はこちらから>>

今求められる、宿&ホテルの世界基準のラグジュアリーとは何か

関西で唯一「3ミシュランキー」を獲得した「ホテル ザ ミツイ キョウト」。歴史と文化、館内を飾るアート、おもてなしと、名家・三井総領家から伝わる美意識が静かに溢れている。

旅館とホテルの境界線が曖昧になり、区別する必要さえなくなった今。日本が誇れる世界基準の宿とはいったいどこか。観光産業が21世紀最大の成長産業とも目される中、これまで数多くの名宿やホテルを取材してきた家庭画報本誌が、創刊800号を節目に改めて考えてみたいと思います。キーワードは、「ウェルネス」「冒険」「アート」「土地の恵み」の4つ。

近年、都市部で続々誕生する外資系のラグジュアリーホテルでは、「ウェルネス」分野での競争が激化しています。


また、地方においては、その土地でしか出合えない本物の「体験」を求めて、不便さを厭わず遠出するという世界的な富裕層の旅の潮流が、日本にも浸透。遠さや不便さを「魅力」ととらえ、移動する時間そのものも楽しむ、そんな新しい価値が受け入れられています。

アートや建築を地域の活性化に結びつけるデザインホテルも世界的な潮流。その土地が持つ風土や文化、食といった観光資源を咀嚼し、新しい解釈を加えてローカル文化として体感させてくれる宿は国を問わず人気があります。

あなたにとっての最高の宿はどこか? 今企画を考えるきっかけにしてください。

ウェルネス~旅の目的は、心と体の開放

東京の絶景が楽しめる「ブルガリ ホテル 東京」のプール。テラスで朝日や夕日を眺めて非日常のひとときを過ごす。25メートルプールの底のモザイクはキラキラと輝き、ひと泳ぎすれば身も心もリフレッシュできる。

なぜ、私たちは旅に出るのでしょうか。その理由の一つに、本来の自分に備わっている心と体の状態を取り戻したい、という願望があります。

今の時代の“ラグジュアリーなライフスタイル”とは、心身ともに健康な状態で、持続可能な暮らしをすること。

最先端のラグジュアリーホテルでは、そんな幸せなライフスタイルを始めるきっかけが見つかります。

大人の冒険~長旅の先に待つ大自然の中でのラグジュアリーステイ

伊勢志摩国立公園内、英虞湾の入り江に昨年オープンしたスモールラグジュアリーホテル「COVA KAKUDA」に滞在した俳優の松嶋菜々子さん。マジックアワーといわれる時間に、ホテル所有の船でサンセットクルーズへ。広大な空と海に包まれ、気持ちがほぐれていく感覚を体験。ホテルへは賢島港から船でチェックインすることも。ワンピース41万300円 肩掛けしたニット16万8300円/ともにラルフローレン コレクション(ラルフ ローレン) ピアス133万3200円 バングル174万2400円 /ともにカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)

飛行機や船、電車を乗り継ぎ、やっと辿り着くことができるハイダウェイ(隠れ家)ホテル。

地球の豊かさをじかに感じられる大自然の中には、ここでしか出合えない風景と体験があります。

さらに気取らないなかにも、美食や上質のもてなしが待っている──。これぞ現代の最も贅沢な旅のスタイルです。

アート~アートホテルは世界の新潮流

ユネスコ本部で創設された建築賞「ベルサイユ賞」の、2024年「世界で最も美しい美術館」リスト7館のうち、日本で唯一選出されたのが、坂 茂氏が設計した「下瀬美術館」(広島・大竹)。水盤に浮かぶカラフルな可動展示室は夕刻にライトアップされると非常にフォトジェニック。アート作品を楽しみながら宿泊もできる「絶景アート・オーベルジュ」として話題なのが同敷地内の「シモセ アート ガーデン ヴィラ」だ。

館内にアートコレクションがあったり、有名建築家による建築が楽しめたり。滞在しながら美しい作品やデザインに触れ、自身の感性を磨けるホテルや宿が今、日本各地に増えてきています。

国内外からのファンも多い「アートなホテル」を、知的好奇心を満たすための新たな旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

土地の恵み~日本の食の多様性、潜在力を再発見する

料理自慢の宿として知られる北海道・阿寒湖温泉「あかん鶴雅別荘鄙の座」。名物料理「道産めんめの白味噌鍋仕立て鄙の座風」をはじめ、うにや毛蟹、牡丹海老、北寄貝など、北海道ならではの海の幸を、さまざまな料理で堪能できる。

国土が東西南北に長く弓なりに広がる日本は豊かな森と水、そして海、四季の移り変わりもあり、季節ごとに多種多彩な食材に恵まれています。

名宿で出される食事は、その土地のショーケース。その地の調味料、保存や発酵の知恵を用いた料理に出合うこと、それは旅の大きな楽しみの一つです。

(次回へ続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年10月号

家庭画報 2024年10月号

撮影/阿部 浩、伊藤 信、大泉省吾、酒井貴男〈aosora〉、西山 航 取材・文/小西由稀、土橋育子

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